防水工事といってもそれに種類があることを知る方は少ないのではないでしょうか。そのいくつかの種類は、用途に合わせた工法で施行されています。
まず1つ目は、塗膜防水という塗る工法で、これは液状の防水材料を塗り、化学反応によって膜をつくることで防水するというものです。細かい作業が必要とされる屋根や、人が歩くべランダなど、さまざまな場所で用いられています。
次に2つ目は、アスファルト防水です。アスファルトは最も信頼性の高い防水材料といわれていますが、アスファルト防水は、さらに液状の溶解アスファルトとアスファルトシートを2層以上つみあげるというものです。積み重ねることによって、より耐久性に優れるとされています。
最後に、シート防水についてお話します。これは先ほどのような理解が難しい2つとは異なり、ゴムや塩化ビニル(塩ビ)からなるシートを貼り付けることで防水する、というものです。説明がわかりやすいことからもご想像に容易いでしょうが、このシート防水における一番のメリットは簡便なところです。外部損傷にやや弱いという弱点もありますが、その分管理をきちんと行うことでそれをカバーしましょう。