さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　外壁塗装をしたいと思い、２つの塗装業者から見積を取りました。見積説明の時に塗料メーカーのカタログを見せて頂いたのですが、小さなサンプル見本なので自宅の外壁にはどんな色が合うのか迷ってしまいます。
　外壁の色を選ぶコツ等有りましたら教えて下さい。－上尾市のW様より

　ご自身でこんなイメージにしたいと信頼できる塗装業者に相談する事が大事です。まず、複数のメーカーの色見本帳を持って住宅地を歩いて様々な外壁を見てみましょう。ご自分で良い色だと感じたら、メーカーの色見本帳をその外壁の近くで比べてみましょう。そうすれば見本帳のどのサンプルで外壁塗装をすると、どんな感じになるか見当がつきます。
　また、ツートンカラーにする場合や、破風・鼻隠、飾り板や、モール等の色の組み合わせも重要です。
　メーカーの色見本帳を大きく20㎝四方程度のサンプルを作る場合も有るのですが、今迄の経験ですと、小さなサンプルでイメージのわかない方は、大きなサンプルでも、結局イメージがわきづらいようです。
　住宅地を歩いて、ご自分で良い色だと感じた外壁を見つけても、メーカーの色見本帳のどの色に当るのかが分からない場合は、塗装業者にその旨お話し下さい。経験豊富な塗装業者なら、直ぐに判断がつきます。
　メーカーの色見本帳だけで決めない様にご注意下さい。色を決める前にどの様な色にしたいのか、塗装業者にご相談下さい。と、言うのは次の様な事が有るからです。
　まず、外壁の種類やパターンはお住まいによって様々です。例えばモルタル外壁でもサイディング外壁でも、凹凸の深さやパターンはまちまちです。凹凸の深い外壁ほど、同じ色で塗装しても白っぽく見えます。これは光の乱反射が多いからです。
　また、メーカーの色見本帳は室内で見た場合と、屋外で見た場合も見え方が違います。朝と夜とでも感じ方が違いますし、晴れの日と曇りの日とでも色彩の感じ方が違います。同じ色の塗料でも艶有と艶消しでも違って見えます。
　一般的には、実際に塗装するとメーカーの色見本帳よりも５～１０％は白っぽく見えると考えると良いと思います。色の種類はかなりの数が有ります。場合によっては特注する事も可能です。
　よく、ネットでカラーシュミレーションを行うソフトが有ります。大変参考にはなりますが、それで色決めをする事はお勧め出来ません。と、いうのは、サンプル色のどの色を組み合わせてもきれいな感じになってしまうからです。実際に塗装してから大分イメージが狂うといった話を良く聞きます。
　まず、ご自身でイメージを幾つか持って、必ず信頼できる塗装業者にご相談下さい。