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さいたま市北区のY様邸で屋根塗装、外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコートが着工しました。住宅地の中で築12年の洒落たお住まいです。
いつもの様に初日は足場の設置です。小雨の中での作業になりました。資材をハンマーで叩いて組み上げるので、かなりの騒音が出ました。ご近所の皆様、煩くなり大変申し訳ございませんでした。明日も高圧洗浄でうるさい日が続きますがどうぞご勘弁下さい。
水平と垂直を水準器で正確にチェックしながら組んで行くので真っ直ぐにしっかりと組み上がりました。約6時間掛かりました。
主な工事内容は以下の通りです。
屋根は平板スレートで、塗膜は弱り北側はコケの発生も有りました。屋根板金の釘浮も何箇所か見つかりました。また一枚スレート瓦が割れて落下してしまったとの事で割れた物を保管しておられました。
これ等を補修してエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコンで塗り替えます。この塗料は遮熱タイプなので地球温暖化対策としてさいたま市から補助金が受けられます。
遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。
破風・鼻隠やモールもジョイント部分は隙間が有り雨水が侵入しているため軒天に雨もり染みが見られました。
隙間の補修後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで、軒天は日本ペイント株式会社のケンエースで塗り替えます。
外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。僅かに反りが見られました。
窯業系サイディングボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面は塗装されていますが側面や裏側は無塗装の状態なので雨水の侵入により湿気で無塗装部分は膨張します。これが反りの原因です。
また怖いのは表面の塗装膜も経年劣化により弱ると雨水が染み込みます。雨水の侵入と乾燥を繰り返したため元の粉に戻ってしまう事です。ですから定期的なメンテナンスは欠かせません。
外壁の現状単色部分は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで塗り替え、意匠部分(模様がきれいな部分)は同社の透明な塗料、UVプロテクトクリアで雰囲気を残す様に塗り替えます。
コーキングも劣化が激しく剥離やひび割れが発生し、中のジョイントハットも見えていました。かなり雨水が侵入しているようでた。オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替を行います。
ベランダ防水はトップコートが荒れていましたが、基材のFRP(繊維強化プラスチック)はダメージが少ないためトップコートの塗り替えだけ行います。
暫くご不便をお掛けしますが宜しくお願いします。