さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市見沼区のS様へ屋根塗装と外壁のひび割れ補修、外壁塗装、ベランダ防水の見積説明に伺いました。ご夫婦お揃いで熱心にお聞き下さり大変有難うございました。新興住宅地の中の築1６年のお住まいで屋根は5年前に塗装し外壁は初めての塗装です。
　S様から、お電話を頂いた時は台風15号で瓦が落ちて雨漏りしているとり事でした。しかし現状調査を行うと屋根からの雨もりでは無い事が分かりました。
　屋根は5年前に塗装済みとの事でしたが塗膜が殆ど無く撥水しておらず瓦の割れや釘浮が見られました。お客様の言う通り屋根瓦は割れていましたがスレート瓦は重なり代が広いので20㎝程度の割れは問題有りませんでした。
　釘浮や瓦割れを補修してエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコンでの塗り替えをお勧めしました。これは遮熱塗料なので僅かですが夏涼しくなります。またこの塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
　屋根瓦の下にはアスファルトを染み込ませた防水紙が有り、その下に野地板(屋根の下地になるベニヤ板)が有ります。この突合せに有る隙間が結構大きく開いており、この状態では強風で雨が降れば中に入ってしまいます。破風・鼻隠の隙間からも雨水の侵入が有りました。
　そのため、ケイ酸カルシウム板の軒天には雨もり染みが幾つも有り、内部の湿気が軒天から染み出ている状態でした。
　破風・鼻隠の隙間補修後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで、軒天は日本ペイント株式会社の透湿性の高いケンエースで塗り替えをお勧めしました。
　外壁には多数のひび割れが有り、下屋根との取合やベランダ手摺との取合に隙間が有りました。窓廻りにも多数の隙間が有り、外壁からもかなりの雨水が侵入している事が分かりました。
　外壁はモルタルなのでどうしてもひび割れが発生します。長期間そのままでいたためにかなりの雨が染み込んでいる様でこちらもカビとコケが発生していました。
　窓廻りは殆ど隙間が開いているためここからも雨漏りしています。コーキングでシーリングを行う必要が有ります。
　ひび割れを補修し、窓廻りはコーキングでシーリングをした後、アイカ工業株式会社のジョリパットでの塗り替えをお勧めしました。
　ベランダ防水の基材はFRP(繊維強化プラスチック)で表面のトップコートをお勧めしました。
　虫歯と同じで出来る限り早く補修される事をお勧めします。