さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市中央区、S様邸の屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替とベランダ防水工事が21日に着工しました。住宅地の中の築1６年のお住まいで初めての塗装です。翌22日は即位礼正殿の儀のためお休みし、23日に高圧洗浄を行いました。
　高圧洗浄は、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
　今回、劣化により欠損している箇所も有ったため高圧水が掛からぬ様に細心の注意を払いながら行いました。
　いつもの様に樋の中もきれいに掃除しました。普段はまったく見えない箇所ですが、意外とゴミや枯葉等が溜まっていて詰りの原因になりますので、シーベースでは必ず清掃します。
主な施工内容は以下の通りです。
　屋根はスレート瓦でひび割れも多く欠損も有りました。屋根板金も釘浮が有りましたのでこれ等を補修してエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコンで塗り替えを行います。これは遮熱塗料なので僅かですが夏涼しくなります。またこの塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
　破風・鼻隠やモールのジョイントには隙間が開き雨水が侵入していました。また、一部下地の劣化でセメントの破風板が落下していました。下地の材木を交換して破風板を取付け、全ての隙間をきちんと埋めてからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで塗り替えを行います。
　軒天はケイ酸カルシウム板なので水を通しやすいため雨もりの染み痕が有りました。こちらも隙間を補修して日本ペイント株式会社の透湿性の高いケンエースで塗り替えます。
　外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)を1階と2階に分けて組み合わせていました。両方とも塗膜がかなり弱ってしまい雨を弾かなくなっている状態でした。僅かに反り返りも有りました。反ってしまった物は元には戻らないのでコーキングを厚く盛って隙間を塞ぎます。
　2階部分は単色なので日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで、1階部分は現状の雰囲気を損なわぬ様に同社のUVプロテクトクリア(透明な塗料)で塗り替えを行います。
　コーキングは全滅状態で剥離、ひび割れが発生しここからも雨水の侵入が見られました。オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替を行います。
　ベランダ防水の基材はFRP(繊維強化プラスチック)で表面のトップコートが傷み一部ガラス繊維が見えていましたが、トップコートだけで大丈夫です。
　充分に乾燥が必要なので来週から塗装工程に入ります。宜しくお願いします。