さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　上尾市S様邸は静かな環境の中の築１２年のお住まいです。昨日足場を撤去し、本日最終点検を行い、屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替とベランダ防水トップコートが無事完工しました。
　屋根はスレート瓦で瓦のひび割れや屋根板金の釘浮を補修してエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン　CLR-110 黒色で塗り替えました。
　これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため建物内部に熱さが溜まりにくい塗料です。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。また脆くなりやすいスレート瓦にも熱によるダメージを軽減出来るので良いと思います。
　白茶けていた屋根が黒光りして重厚感溢れる屋根へと変身しました。
　破風・鼻隠のジョイントや軒天と外壁との取合部分には僅かですが隙間が有り、雨水の侵入痕が有りましたが、隙間補修後に破風・鼻隠はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでライトグレーに塗り替え輝いています。軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ　艶消し白色で塗り替えたのでお住まい全体が明るくなりました。
　外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で構成されていました。
　２階部分は単色で日本ペイント株式会社のサーモアイウォールシリコン　ND-010 ライトグレーで塗り替えました。この塗料は遮熱タイプで屋根と同じく太陽光の反射率が高いものです。屋根と2階外壁を共に遮熱塗装にしたのでこれからの夏は若干暑さが和らぐと思います。
　１階部分は意匠サイディングで模様がとてもきれいですが僅かにチョーキングが発生していました。チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク（白墨）の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。そのため僅かですが外壁に反りが見られました。この部分は同社のUVプロテクトクリア(透明な塗料)で、現状の模様を残す様に塗り替えを行いました。浸透力の強い塗料なので外壁によく染み込んで艶やかに輝いています。
　2階部分を施工前よりかなり白色に近付けたため1階と2階の外壁のコントラストが強くなったためお住まい全体がぐっと引き締まりました。
　コーキングは劣化して固くなり、そこここに剥離や隙間、ひび割れが発生して、かなり雨水が侵入していましたが、全てオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替を行いましたので、もう雨水からのダメージは心配有りません。
　ベランダは２か所有り、床のFRP(繊維強化プラスチック)防水はライトグレーのトップコートで塗り替えました。ベランダ内もとても明るくなりました。
　長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。