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蓮田市のA様へ、ベランダの防水工事の見積説明に伺いました。熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
A様は防水工事をインターネットで検索されて弊社のホームページをご覧になったとの事です。シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在までグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示されます。こつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているのか、とても有難い事です。
うまくシーベースに辿り着かれた事は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いからです。
A様のご希望はベランダ床FRP(繊維強化プラスチック)防水の工事でした。床に亀裂が有りそこから雨水が内部に流れ込んで木部を腐らせていました。
10年前に塗装工事をされたとの事でしたが肝心の部分の施工が甘く、あまり良い工事ではなかったとお見受けしました。
ベランダを歩いてみると床の半分近くが腐っている様でかなり沈み込みが有りました。これでは表面のFRPの亀裂を補修しても直ぐに割れてしまうので根本的な補修が必要と感じました。
虫歯で言うと表面のエナメル質が駄目になり象牙質も傷んでしまい、歯髄つまり神経まで侵されている状態です。歯を抜くか、削って冠を被せるか迷う状態です。
ご提案した見積は以下の2つです。
1. 既存ベランダを解体撤去し、アルミベランダを新設
現状のベランダを外壁から切断撤去し、外壁も張替て新規にアルミ製のベランダを作り直す事です。
お勧めしたのは三協立山株式会社のスーパーエリーバ/たて格子タイプです。床は塩化ビニールデッキ材になります。
色はブロンズ(BR)、ホワイト(WH)、ダークブロンズ(BKC)、アーバングレー(UC)、ブラック(KC)等5色からお選び頂けます。
これが一番将来的に安全なのですが多額の費用が発生します。
2. 既存の上に木製下地を作り、ウレタン塗膜防水
現状のベランダの上にコンパネを張ってその上からウレタン塗膜防水工事を行う方法です。心配なのはコンパネをビス止めする際に現状下地の腐っている箇所ではビスが効かない事と、コンパネは4枚に分けて敷くのですが位置により段差が発生する事です。下地が腐っている箇所と生きている箇所が混在しているため段差が出来てしまうのです。
更にこの方法ではベランダ内に大きな荷重が掛かった場合、底が抜けてしまうリスクが有ります。
他にもベランダの木製下地を作り直し、防水工事もし直す方法も検討しましたが、結局アルミベランダの新設と大差ない金額が掛かるため、それなら新設した方が良いと思いました。
それぞれのメリット・デメリット、リスクを一通りご説明しました。後のご判断はお客様にお任せします。