施工内容 | 屋根遮熱塗装、外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコート |
施工エリア | 上尾市 |
使用塗料 | 屋根/平板スレート瓦 エスケー化研株式会社/溶剤系、クールタイトシリコン(遮熱塗料)/CLR-146(モスグリーン) 外壁/窯業系サイディング 日本ペイント/パーフェクトトップ/NDー282 ベランダ/FRP(ガラス繊維強化プラスチック) 防水トップコート コーキング/オート化学工業株式会社/オートンサイディングシーラント 破風・鼻隠/セメント板 /エスケー化研株式会社/溶剤系クリーンマイルドシリコン 雨戸・水切/ガルバリウム鋼板 エスケー化研株式会社/溶剤系クリーンマイルドシリコン |
施工期間 | 約3週間 |
施工を終えて | 洒落たデザインのお住まいです。外壁の色褪せが激しく色選びにはご苦労なさったと思います。 |
屋根板金は釘浮きが発生し、スレート瓦にはひび割れが発生していました。
破風・鼻隠には、ひび割れやジョイントに隙間が有り雨水が侵入していました。
外壁のジョイントのコーキングが経年劣化し隙間から雨水が侵入していました。
外壁の色褪せが激しく、チョーキングも発生していました。
防水トップコートがひび割れて捲れていました。全体的に、やや荒れが見られました。
高圧洗浄
苔や不良塗膜をしっかりと落とします。この作業は重要で、きちんと落とさないと塗料の接着が悪くなり、結果的に長持ちしなくなってしまいます。
シーベースが塗装工事を行う場合は必ず樋も清掃します。枯葉や泥が詰まったり、重みで樋が歪んだりする事を防ぎます。
スレート瓦のひび割れ補修
ひび割れを放置すると強風に煽られて割れて飛ばされる危険が有ります。
コーキング材で接着して補修しました
釘浮補修と釘頭留
釘浮を放置すると隙間から雨水が侵入して内部の木材を腐らせてしまいます。ハンマーで打ち直しました。、釘頭をコーキング材で留めました。これでもう釘は浮いて来ません。
釘頭留
コーキング材で釘頭を留めました。これでもう釘は浮いて来ません。
屋根の下塗
シーラーで下塗します。屋根材の補強と、中塗の接着を助けます。
屋根-中塗
遮熱塗料で中塗します。遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、夏は室内温度の上昇を抑える事が出来ます。
また各自治体で助成金の対象になっています。シーベースでは、申請のお手伝いも無料で行いますのでお気軽にご相談下さい。
屋根-上塗
中塗と同じ塗料を2層塗ります。合計3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上げます。
破風・鼻隠の隙間補修-1
破風・鼻隠のジョイントは隙間が開いていました。ここから雨水が侵入してしまうので高対候のシーリング剤で塞ぎました。
破風・鼻隠の隙間補修-2
すべてのジョイントの隙間を埋めました。これでもう雨水は侵入しません。
破風・鼻隠の塗装
破風・鼻隠は溶剤系のシリコン塗料で塗装します。
軒天塗装
軒天は艶消しのカチオン系塗料で真っ白に塗り替えました。光の反射で建物全体が明るくなりました。
目荒らし
ナイロンタワシや極細目のサンドペーパー等で表面を均す事を目荒らしと言います。この作業をすることで表面に付着していた汚れやゴミ、不良塗膜等を取り除きます。
また目に見えない微細な傷を付ける事で塗料の吸着が良くなるため長持ちし、仕上がりも滑らかにきれいになります。
樋塗装
樋や配管は塩化ビニール製です。太陽光や雨水で加水分解という化学反応を起こして劣化して行きます。塗装する事でこれを防ぐ事が出来ます。
外壁-下塗
シーラーで下塗します。サイディング材の補強と、仕上げ塗料の接着を良くします。
外壁-中塗と上塗
中塗と上塗は同じ塗料です。3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上がります。
外壁-中塗と上塗
もう一方の外壁も同様に塗装します。今回はツートンカラー仕上げです。
軒天と外壁の取合隙間補修
軒天と外壁の取合にも隙間が発生していました。この部分は雨が入ることはありませんが虫等が侵入する事もあり、見た目もきれいではないのでシーリング材で補修しました。
不良コーキング材の撤去
古いコーキングにをカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で引き剥がします。剥し残しの無いように注意します。
ボンドブレーカー貼り
コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーはコーキングを弾く性質が有ります。
こうする事でコーキング材が内部に引っ張られる事を防ぎ、結果的に長持ちするのです。
プライマー塗布
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取ります。
サッシやフード周りのシーリング
サッシやフード周りからの雨もりは意外と多いのでそうならぬ様にコーキングでシーリングを行います。
シーリングというのはコーキング等で隙間を埋めて雨等が入らぬ様にする事です。
水切-目荒らし
水切-塗装
ここはスチール製なので溶剤系のシリコン塗料で塗り替えました。
シャッターBOX-目荒らし
ここもスチール製です。塗料が吸着し易い様に目荒らしを行います。
シャッターBOX-塗装
鉄部は溶剤系のシリコン塗料を使用します。滑らかに艶やかに塗り替えられました。塗装色も調色してフレームと同じ色にしました。
ベランダ防水面-ケレンとアセトン拭き取り
表面の不良劣化塗膜をナイロンタワシやスクレイパーで落します。丁寧に落とさないと新しい塗装をしても吸着が悪く長持ちしなくなってしまいます。
そして、アセトンで拭き取ります。
ベランダ防水面-下塗
FRP専用プライマーで下塗りします。これは仕上げ塗料との接着を良くするためです。
ベランダ防水面-仕上塗装
トップコートを2層重ね塗りします。FRPは光や水に弱いためトップコートによって保護します。
破風・鼻隠や樋も輝きを取り戻しました。
軒天は艶消し白色で塗り変えられたためお住まい全体がぐっと明るくなりました。
ベランダもライトグレーに輝いています。
お住まい全体が、まるで新築の様に美しく蘇りました。モスグリーンの屋根に、くちなし色と淡い白色のツートンカラーの外壁とのコントラストがとても美しく調和しています。
非常に素敵な色彩の組み合わせを選ばれたと思います。上品かつ、個性を主張をした色彩に心が浮き立ちます。素晴らしい出来栄えです。
大変有難うございました。