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さいたま市南区のN様邸で屋上防水とベランダ防水、外壁塗装が着工しました。住宅地の中に建つ築18年、3階建てのお住まいで、過去何度か雨もり補修をしたそうですが、直らないとの事した。シーベースにご依頼頂いたからにはもう安心です。徹底的に原因を究明して雨漏りを止めたいと思います。2月27日に足場を設置し、昨日1日に高圧洗浄を行いました。2日間煩くなりましてご近所の皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。この後は足場の解体まで静かな作業になります。
高圧洗浄は、きれいにする事が目的ではありません。コケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。ひび割れや隙間、穴あきも有ったため高圧水が掛からぬ様に細心の注意を払いながら行いました。
主な工事内容は以下の通りです。
屋上はシート防水で現状調査の時に何か所か雨もり原因になる箇所を見つける事が出来ました。特に笠木内部にはシートが来ていないためここからも容易に雨が漏ってしまいます。
屋上やベランダはカバー工法によるウレタン塗膜防水を行います。カバー工法と言うのは既存の防水シートを残したままその上から新規の防水を行う工法です。
外壁はALC(セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートのこと)でひび割れや穴あき、亀裂等も有り、かなり劣化が見られました。
外壁のジョイント部分や基礎との取合、配管周り、窓周りのコーキングもひび割れが激しいため外壁からもかなり雨水が侵入していると思います。
また、外壁の表面はチョーキングを起こしています。チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言います。塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事をチョーキングと言います。
ALCは軽石の様な素材なので塗装膜が無くなると雨水はどんどん内部へ侵入してしまいます。またALCの内部には補強のためのラス網(金属網)が入っているのですが雨水が侵入して錆びてしまうと外壁そのものの強度も低下してしまうので注意が必要です。
また雨水の侵入と乾燥を繰り返す事で徐々にも脆くなって崩れやすくなるのでこれにも気を付ける必要が有ります。
ひび割れや穴あき、亀裂等を全てコーキングでシーリングと接着をし、配管周り、窓周り、基礎との取合もコーキングを打ち直してから日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで塗り替えます。折角塗り替えるのだから・・・と、いう事でツートンカラーにする事になりました。
全体的なメインの色はパーフェクトトップ/ND-174 ベージュで、アクセントとなる正面とベランダの外壁はND-281 クチナシ色になります。
その他、玄関ドア枠や鉄骨、貯水槽等はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで塗り替えを行います。
暫くご不便をお掛けしますが宜しくお願いします。
※ 2月27日から3月1日までの作業内容を纏めました。