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さいたま市北区、S様邸の屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替とベランダ防水が完工しました。
S様邸は新興住宅地に立つ築15年のお住まいで初めての塗装工事でした。不安定な天候のお陰で予定より長く掛かってしまいご不便をお掛けしました。
屋根はカラートタン製で屋根板金の釘浮きを補修の後、エスケー化研株式会社のクールタイトシリコン CLR-147 スノーホワイトで塗り替えました。S様邸の屋根は外部から見えないため実用性を重視しました。これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材のダメージが軽減され建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。またこの塗料を使用するとさいたま市から補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
遮熱塗料も色彩により太陽光の反射率が異なります。CLR-147 スノーホワイトは80%以上も反射するのでかなり効果が有ると思います。
屋根上裏の野地板は傷みが大分進んでいたので、目荒らしをして破風・鼻隠と同じ塗料で塗装しました。
破風・鼻隠のジョイントには隙間が開き雨水がかなり侵入していましたので、コーキングで全て埋めてから同社のクリーンマイルドシリコン 白に近いライトグレーで塗り替えました。艶やかに輝きを取り戻しました。
軒天はケイ酸カルシウム板でした。そのため内部に溜った湿気が抜け出ようとした黒ずみが目立ちました。
ここも隙間を全て、埋めて日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ 艶消し白色で塗り替えました。真っ白になってお住まい全体がとても明るく感じます。
外壁は3種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)を組み合わせていました。
チョーキングや反りが発生し、雨水を何度も吸ってしまったためかなり脆くなっている箇所も有りました。
窯業系のボードは湿気を吸うとどうしても反ってしまいます。脆くなったり、反ってしまうと直す事は不可能なので、そうなる前にメンテナンスをしておく方が得策です。
反った部分は固まっていなければ釘で留め直せますが、固まっている物を無理に留めると半年くらいで割れてしまうため、コーキングで隙間を塞ぎました。
外壁本体は同社のパーフェクトトップ/ND-400 白色に近いライトグレーで、外壁の既存木目調部分はND-342 中間トーンのパステル調茶系色で塗り替えました。
玄関周りの外壁は凹部(引込んでいる箇所)を既存木目調部分よりやや明るくし、凸部(表面の広い部分)は既存木目調部分と同色にしました。多重多色塗装と言います。色彩に深味が出て高級感がぐっと増します。施工前よりもソフトで上品に美しく仕上がりました。
コーキングの半分位は痛みが激しく内部のジョイントハットまで露出していました。虫歯で言えば表面のエナメル質が傷んで、象牙質から神経まで進んでいる状態でした。虫歯と同じで痛んでから治療するより、痛まない様にメンテナンスをする方がお住まいの寿命はぐんと長くなります。オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替を行いました。外壁色に合わせてコーキング色も2種類で打ちましたので、とてもきれいです。
ベランダ防水はFRP(繊維強化プラスチック)で基材に問題は有りませんでしたが表面のトップコートは傷んでいたため東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレーで塗り替えました。こちらも輝きを取り戻しベランダ内が明るくなりました。
まるで新築の様な輝きと美しさです。お客様にもお喜び頂けた事を嬉しく思いました。大変有難うございました。