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さいたま市南区、N様の賃貸物件で屋根と外壁のシーリングやひび割れ補修、屋根板金釘浮補修・頭留が完了しました。
シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキングで埋めて塞ぐ事です。
屋根は板金のジョイント部分や、ケラバ(切妻屋根の端で斜めに降りる部分)部分でスレート瓦が降り包みに包まれていなかった部分のシーリングを行いました。
屋根板金は釘浮があちこち発生していました。全てハンマーで釘頭を打ち込んで再び浮いて来ない様にコーキングで頭留をしました。
霧除や窓周りと外壁の取合部分のシーリングも完了しました。地震が無くても建物はどうしても少しずつ歪みが生じます。そうすると霧除や窓周りと外壁の間に隙間が発生して雨水が侵入してしまいます。そうならぬ様に全てコーキングを打ちました。
使用したのはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントです。耐久性が有り柔らかいので多少の地震でも隙間が空く事は有りません。
モルタル外壁のひび割れは気を付けないと壁の剥落の元になります。一見頑丈に見えるのですが下地にラス網を張り付けてそこにモルタルを引っ掛けているだけなのです。
雨水が染み込むと内部のラス網を錆びさせてモルタルの重さを保持する力が低下してしまうので壁が落ちてしまう事が有ります。幸いこちらの物件ではそこまでの傷みは有りませんでした。
外壁のひび割れもコーキングをすり込んで補修しました。ただコーキングを打っただけですとミミズが這った様な補修痕が残ってしまうので刷毛で丁寧に暈しました。こうしておけば塗装後に補修痕が目立たずにきれいに仕上がります。
これで9割がた雨もり原因となる所は塞ぐ事が出来ました。後は塗装が完了すれば雨もりは無くなると思います。
※ 8月19日から昨日21日までの作業内容をまとめました。