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さいたま市北区のH様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水、庇の波板交換が着工しました。
築約25年の住宅地の中のお住まいで2回目の塗装工事です。前回は 10年ほど前にP社で行ったそうです。
24日に足場を設置し、昨日25日に高圧洗浄が完了しました。2日続けて騒音が響き、ご近所の皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。
高圧洗浄はきれいにする事が目的ではありません。コケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。窓もビニールで覆ってしまうため鬱陶しくなりますが暫くご辛抱をお願いします。
主な工事内容は以下の通りです
スレート屋根瓦ひび割れや屋根板金の突き合わせ部分の隙間、棟板金の釘浮きや釘抜けを全て補修します。
下屋根のケラバ部分はスレート瓦を包んでいないため雨がもろに屋根へと流れ込んでいますのでこの部分はシーリングを行います。
これ等の補修後にタスペーサーを装着します。タスペーサーというのは屋根瓦が上下に重なっている隙間から雨水の排出がされやすい様にするためのポリカーボネート製のクサビ形の部品です。
屋根塗装はエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン/CLR-167ニューフォレスト(モスグリーン)で塗り替えます。
この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、脆くなりやすいスレート等、屋根材のダメージが軽減され建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。この塗料を使用するとさいたま市から補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
破風・鼻隠は板金製で特に問題は有りませんでしたので、同社のクリーンマイルドシリコン/濃い茶色で、軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ艶消し白色で塗り替えます。
外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で何か所も塗膜剥離が見られました。この部分は接着不良の塗装膜だけでなく脆くなってしまった外壁もケレンして落しシーラーで補強してから日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-011ライトグレーで塗り替えます。
外壁の縦目地や窓周りは隙間が有り、雨水が侵入しているためオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでシーリングを行います。
ベランダは珍しくモルタル防水で、ひび割れが発生しているため普通なら雨もりするところ庇が有るため気付かなかったと思いますがかなり雨染みの痕が見受けられました。この部分はウレタン塗膜防水を行います。
その他ベランダ庇の波板が劣化しているため交換を行います。本日は乾燥させるために1日お休みします。