さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市南区、N様の賃貸物件で屋根塗装と外壁塗装、雨もり補修が完工しました。８月１７日に足場を設置してから、悪天候に見舞われてしまい１か月近く掛かってしまいましたが、とても良い仕上がりです。
　今回の工事にあたっては敷地の関係で足場の設置をお隣様や、隣接する賃貸マンションの敷地をお借りする等しました。どちら様もとても快くご協力頂けました事を感謝申し上げます。
　N様は今年の３月にご自宅の外壁塗装や屋上とベランダのウレタン塗膜防水工事をお請けしたリピーターのお客様です。今回は所有している築２７年の戸建賃貸物件の２回目のメンテナンスです。
　屋根はスレート瓦で困った事にケラバ部分でスレート瓦が降り包みに包まれていませんでした。普通の雨なら問題無いかも知れませんが大雨の時には下の水切から溢れた雨水が内側のアスファルトルーフ(防水紙)に流れ出てしまいます。アスファルトルーフは防水紙とは言っていますが屋根の熱で徐々にアスファルトが蒸発し、7～8年も経てば殆ど撥水しなくなり、その下の野地板まで雨が染みて野地板が腐って来ます。
　現時点で屋根の葺替や降り棟包みをやり直すのも大きな費用が掛かり現実的では有りません。そこで瓦とケラバの取合部分にシーリングで雨水の侵入を防ぐ事にしました。しっかりと雨の侵入口を塞げました。
　スレート瓦も表面の撥水膜は無くなって全体的に大分苔が見受けられました。ひび割れも大分あちこち進行していました。また瓦と瓦の隙間から苔の出方を見ると、内部の野地板は既に腐り始めていると思いますが、今回きちんと施工したので今まで溜まった湿気も熱で蒸発して腐りの進行を止められます。
　屋根板金は大分に錆が出ておりケレンすると穴が空く箇所が有りそうでした。棟板金もめくれており、このままですと強風で飛ばされてしまう危険が有ります。釘浮きも見られました。屋根板金の突き合わせ部分は穴が空き雨水が侵入していると思われます。
　これ等の不良個所を全て補修してエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコンCLR-１０８　アイビーブラウンで塗り替えました。これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材のダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。
　白茶けていた屋根もパステル調の濃い茶色に塗り替えられてとてもきれいに輝いています。
　破風・鼻隠と軒天、外壁は一体型のモルタル製で様々な箇所にひび割れが見られ、撥水していませんでした。
　雨漏りも屋根からだけでなく窓周りのシーリング不良からも起こっています。外壁塗装前に窓周りや霧除上部等、全ての箇所をシーリングしました。使用したのはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントです。柔らかくしっかりと雨水の侵入を食い止めてくれます。
　屋根外壁共に雨水の侵入しやすい箇所を全て洗い出し、きちんと塞ぎましたのでもう雨もりの心配はご無用です。
　外壁はモルタル製で施工前はかなり蔦が絡まり外壁にしっかりと根を張っていました。とても手間と時間が掛かりましたが殆ど除去する事が出来ました。
　外壁塗装は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ　NⅮ－３７０　白色で行いました。艶がきれいで丈夫で長持ちする塗料です。デザインの素敵なお住まいなので、屋根の色彩とのコントラストがとても美しく仕上がりました。
　お住まいになっているお客様とも頻繁に連絡を取りながら工事を進めました。お客様も美しい仕上がりにとても喜んで下さり嬉しくなりました。
　長い間ご不便をお掛けしました。オーナーのN様、お住まいのお客様、ご近所やマンションの管理会社の皆様、大変有難うございました。