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さいたま市見沼区、Y様邸の屋根塗装や外壁塗装、コーキング打替とベランダ防水、樋交換がようやく完工しました。通常長くても3週間以内で終わるボリュームなのですが天候不良の影響で1か月以上も掛かってしまい、ご不便をお掛けしました。
最後に残っていたベランダのトップコートやエアコンホースホールのパテ埋め、駄目拾いを行い、足場が撤去されると施工前とは全く様変わりしたお住まいが姿を現しました。
屋根はスレート瓦で塗膜が劣化し撥水力が弱くなり苔の発生やスレート瓦のひび割れ、屋根板金の突き合わせの隙間や屋根板金の釘浮き、ケラバ部分がスレート瓦を包んでいない箇所等、かなりの箇所の補修を入念に行いました。
屋根塗装はエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン CLR-102チェスナットブラウンで行いました。これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。真夏は僅かですが室温を下げてくれますのでいくらか楽に過ごせると思います。この塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
破風・鼻隠のジョイントには隙間が開き雨水が侵入していましたので全てシーリング(隙間を埋めて雨水等の侵入を防ぐ事)をし、エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン 白に近いライトグレーで塗り替えました。
ケイ酸カルシウム板の軒天には沢山の黒ずみが有りましたが、雨水の侵入口を塞いだのでもう大丈夫です。外壁との取合の隙間も全てシーリングを行い、日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ 艶消し白色で塗り替えました。真っ白になってお住まい全体がとても明るく感じます。
外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)を組み合わせていました。何か所か浮きや反り返り、割れが有りました。原因は湿気です。窯業系サイディングは雨水を吸って乾いてを繰り返すうちに元の粉に戻って行きます。そのためかなり脆くなっている部分も見受けられました。
浮きはビス留めして補修しました。ひび割れ部分はコーキングで補修し、日本ペイント株式会社のパーフェクトトップでツートンカラーに塗り替えました。元々白かった部分はND-490 オレンジピンクで、元々紺色の部分はND-342 茶系ベージュで塗り替えました。かなり個性的な色の組み合わせでしたので心配になりお客様に確認しましたがこの組み合わせにしたいとのご希望でした。メルヘンチックで、とても可愛らしい雰囲気に生まれ変わりました。小さなお嬢ちゃんのいるご家族なのでぴったりだと思いました。
コーキングは縦目地も窓周りも経年劣化でほとんどが全滅状態でしたが、これ等の部分はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで外壁色に合わせて打替を行いました。丈夫で長持ちするコーキング材です。ここからの雨水の侵入ももう心配ご無用です。
ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水は東日本塗料株式会社のAUコートで塗り替えました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
全体的にとても美しく仕上がりました。何よりお客様ご家族にお喜び頂けた事を嬉しく思いました。大変有難うございました。