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さいたま市北区、Nビルの大規模修繕工事は雨もり防止用のパッキン装着と基礎の化粧モルタル補修を行いました。
屋上や塔屋のウレタン塗膜防水は完了したのですが、笠木の隙間から強風時に雨の巻き込みを防止するためにパッキンを装着しました。本来笠木の内部は防水がされている筈なのですがこれまで作業を進めてきた中でビルの建て方の状態を見ると万一に備えてやる事にしました。ただパッキンは経年劣化で痩せて来るので一定年数でやり直しをしなければならなくなるかも知れません。その場合でも足場は必要ないので比較的簡単に施工出来ます。
基礎部分は一般的には外壁よりも内側に有るのですがNビルは大分外側に出ています。そのため基礎の化粧モルタルの上部から雨水が侵入していました。そこで北側の割れている部分は化粧モルタルを撤去して厚みを正常に戻し、それ以外の箇所は基礎と外壁の取合のシーリングを行う事にしました。
ALC外壁に張られているタイルにダメージを与えぬ様に慎重に化粧モルタルを斫って行きました。
その後、角定規を装着しました。角定規はモルタルの剥離や亀裂を防ぎ、出隅コーナーをシャープに仕上げるための部材です。
そしてカチオンを塗布しプライマー(接着剤)を塗ってから鏝でモルタルを形成しました。ガタガタに割れて剥離していた北側の化粧モルタルは適正な厚みになり、すっかりきれいに仕上がりました。
足場を組むために撤去された1階の波板庇も新しい物を設置しました。すっかりきれいになりました。
残りの作業はあと僅かです。いよいよ来週前半には完工の見込みです。
※12月14日から本日16日までの作業内容をまとめました。