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さいたま市北区のB様に屋根塗装と外壁塗装、ベランダ防水の見積説明に伺いました。B様は今年の6月に塗装工事をさせて頂いたT様のご近所様です。ご夫婦お揃いで熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
屋根はスレート瓦でひび割れや棟板金釘浮き等を補修してエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。 さいたま市では遮熱塗装をすると補助金を出してくれるので僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
同じ遮熱塗料でも色により日射反射率が40%から80%とかなりの差が有ります。B様邸の屋根は外から見えないのでなるべく白色に近く日射反射率の高い物が良い旨ご説明しました。
屋根の上裏は雨水を吸って大分劣化が進んでいました。腐れで傷んだ部分を落とし、木部用のシーラーで下塗した後、同社のクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
破風・鼻隠はセメント板でジョイント部分は隙間が空いており、雨水が侵入していました。そのためケイ酸カルシウム板の軒天も湿気の影響で黒ずみが有りました。
隙間をシーリング(雨水が侵入し易い箇所をコーキングで隙間を塞ぐこと)してからクリーンマイルドシリコンでの塗装をお勧めしました。
軒天は隙間を補修して日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗り替えをお勧めしました。
外壁は一部がモルタル、一部は2種類のガルバリウム鋼板製でした。モルタルはどうしてもひび割れが発生します。また北側はコケが発生して変色していました。
モルタルの厚みはやや足りない様に感じました。また平滑ではなく歪みが有るため光の反射具合で斑に見えてしまいます。そこでマスチックローラーを使用して凹凸模様を付けた上で日本ペイント株式会社のパーフェクトトップでの塗り替えをお勧めしました。
マスチックローラーというのはローラーの目が粗く作られているため転がすとさざなみ模様の様な凹凸が付き厚い塗装面になります。そのためひび割れにくくなります。また、現状の不均一な表面も目立たなくなるので美しく仕上がります。
ガルバリウムはよくメンテナンスフリーとか錆びない等と言われますがそれは大きな間違えです。ガルバリウム鋼板と言うのはアルミニウムと亜鉛、ケイ素を混合した物を鉄板にメッキした物です。そのため僅かな傷でメッキが剥げた箇所や鋼板の切り口は錆びが発生しやすく、放置するとどんどん錆びて穴が開いてしまいます。ですから定期的なメンテナンスは欠かせません。
B様邸もやはり何か所か錆が発生していました。本来メンテナンスをしやすい様に外壁と水切の取合部分等はスペースが必要なのですが、それが殆ど無いために塗装しづらい構造になっていました。
B様邸のガルバリウム製外壁はスパンドレルタイプなのでローラーでは塗料が凹部に届きません。ケレンして錆を落としエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで吹付塗装をお勧めしました。
吹付塗装は塗料の粒子が微細なため周囲に塗料が飛散しない様に周りをビニールで覆う手間が掛かりますが微粒子だから隅々まで塗料が行き渡り、光沢が出て、とてもきれいに仕上がります。
外壁のジョイント部分のコーキングも劣化してひび割れが見られました。シーリングはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントをお勧めしました。
ベランダ床防水の基材はFRP(繊維強化プラスチック)で表面のトップコートが若干傷んでいました。プラスチックタイルを敷いているためFRPを痛めやすいので、出来れば撤去処分した方がベランダ床防水のためには良い旨ご説明しました。この部分は東日本塗料株式会社のAUコートでの塗り替えをお勧めしました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
何社か見積を取られると思いますが慌てずに金額の安さにもとらわれずきちんとした施工を行う優良な塗装業者をお選び下さいます様に。