さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市浦和区、Iビルの外壁塗装は、ベランダ床とフレームの隙間補修やベランダと通路の波板庇交換、電気メーター取付板の交換が終わり完工しました。
　Iビルはの屋上は数年前に防水工事をしたとの事で、今回は外壁塗装と付帯部分の塗装工事のみ行いました。
　外壁はALC(セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートのこと)板で、おもて面は贅沢に銅板葺になっており緑青が渋い雰囲気を醸し出していました。
　ALC外壁は塗装膜が劣化して雨水の侵入が見られました。ひび割れも色々な部位で進んでいました。ALC外壁は補強のために内部にラス網が入っています。ひび割れから雨水が侵入すると内部のラス網が錆びて切れてしまい強度が落ちて割れて崩れたりしてしまいます。
　ALC外壁パネルのジョイントや窓周り、換気フード、配管周りはシーリングも弱っていました。シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキングで埋めて塞いでいる部分の事です。
　これ等を補修しオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでコーキングを行い、日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ／ND-218モスグリーンで塗り替えました。色は随分とお迷いになった様ですが結局現状の色に近くなりました。
　施工前はすっかり色あせてひび割れが目立ちましたが、不良個所は全く目立たなくなりモスグリーンに輝いてとてもきれいに仕上がりました。
　屋上の手摺やベランダの鉄骨、鉄製の梯子も錆が見られましたが、ケレンして錆を落とし、錆止め塗装後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン／N-70グレーに塗り替えました。こちらも輝きを取り戻しました。
　裏のドアとドア枠や鉄部、配管類も同様の工程と塗料での塗り替えられとてもきれいになりました。
　貯水槽はFRP製で大分弱って脆くなっていました。こちらも目荒らしをしてクリーンマイルドシリコン／黄色味がかったベージュで塗り替えました。見違えるほどきれいになりました。
　おもて面の外壁は銅板葺でしたが、基礎部分はトタンのスカートがかなり錆て一部は破けていました。この部分はガルバリウム鋼板の緑青色でこれは張替を行いました。
　長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。