さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市北区、B様邸の外壁塗装後のシーリングや外壁付帯部分の塗装を行い完了しました。
　シーリングというのは様々なジョイント部分や隙間、穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキングで埋めて塞ぐ事です。雨は上から垂直に落ちるだけでなく風が吹けばこれらの取合から侵入してしまいます。これらの隙間は全て塞ぎました。
　モルタル部分のシーリングは外壁塗装の前に行っており今回はガルバリウム外壁の方を行いました。軒天と外壁の取合部やサッシ周り、換気フード周り、外壁のジョイント部分等を行いました。
　大量にコーキングを充填する箇所ではないのでこちらも外壁塗装前でも良かったのですがガルバリウムの外壁は歪みが大きいため塗装後にしました。何故かと言うと外壁塗料とコーキング材では熱による膨張収縮率が全く違うためです。夏の暑さや冬の寒さでコーキングは膨張したり収縮したりします。ところが外壁塗装の塗膜はコーキングと比べると極ごく僅かしか伸びたり縮んだりしません。そうなると塗膜が破れる事が有るからです。外壁塗装後に打替るためにはコーキングの色を外壁に合わせたり、養生したりと余計な手間暇が掛かりますがシーベースの塗装工事が美しいだけでなく長持ちするのはこの様な点にも拘りが有るからです。
　シーリングは次の要領で行いました。古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様にテープを貼って養生します。
　コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗り、コーキング材をゆっくり滑らかに、均一に充填します。
　ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除き、養生テープを剥がします。
　使用したのはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントです。品質もよく、色数も揃っているので今回もとてもきれいに仕上がりました。
　1階の軒天は木製で、部分的に変色や竣工時の塗装のはみ出し、塗り漏れ等が有ったため塗潰すかクリア塗装(透明な塗料を使用)を行うかお客様にご判断を仰ぎました。塗潰すと全て均一にきれいに仕上がりますが折角の木目が消えてしまいます。クリア塗装ですと変色や塗装のはみ出し、塗り漏れがそのまま見えてしまいます。どちらも一長一短ですがクリア塗装になりました。
　サンドペーパーでケレンしてなるべくきれいな気の肌を出し、はみ出していた塗装部分も削りました。木の持っている温かみがそのまま出て良かったと思います。
　工事もいよいよ最終段階です。塗装工程はあと１日で終わりそうです。
※ ２月２３日と２４日の作業内容をまとめました。