さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市緑区のW様から屋根塗装と外壁塗装の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。
　早速お伺いしました。静かな住宅地の中の築２５年のお住まいで屋根は２回目、外壁は初めての塗装でした。
　屋根はスレート瓦で塗膜が劣化し撥水力が弱くなっていました。また若干苔が生えていました。屋根板金は大分変形し釘浮きも見られました。釘浮を放置すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板という杉の板に染み込み木を腐らせてしまいます。前回の施工はその辺の補修が不十分だったようです。
　破風・鼻隠と軒天、外壁はモルタル製でした。あちこちにひび割れが発生しチョーキングを起こしていました。
　ひび割れから雨水が染み込むと中のラス網を錆びさせてしまいます。錆びると膨張して外壁を砕いてしまったり、網が切れる事で外壁の重みに耐えられずに剥落する等大きなダメージを受ける事になりますから決して侮ってはいけません。
　チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク（白墨）の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいます。
　傷み具合は大分進んでいる感じで、虫歯で言えば表面のエナメル質が傷んで、象牙質まで進み、一部は神経まで侵されている状態でした。虫歯と同じで痛んでから治療するより、痛まない様にメンテナンスをする方がお住まいの寿命はぐんと長くなります。
　出来れば１５年位前には全体のメンテナンスをしておいた方が良かったかと思いますが、今更言っても仕方が有りません。
　見積作成に10日間程頂きたいと思います。宜しくお願いします。