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さいたま市北区のT様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替とバルコニー防水トップコートのための高圧洗浄の後、天候不良のためなかなか作業が進みませんでしたがようやく回復した模様です。週に1、2度の雨は仕方が有りませんが雨続きは勘弁して欲しいところです。
高圧洗浄は、きれいにすると言うよりもコケや汚れ、痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
屋根は雪止が大分錆びていましたのでケレンして錆を落とし、錆止め塗装を行いました。屋根瓦は経年劣化のため殆ど表面の塗膜が無くなっており、ひび割れも何か所か見つかりました。シーラーで下塗を行いました。エスケー化研株式会社のクールタイトシリコンで中塗まで進捗しました。シーラーは基材に染み込んで補強をし、微細なひび割れも塞ぎます。また仕上塗料との接着を良くする働きが有ります。
2階部分はサッシ周りや入隅のコーキング打増が完了しました。この部分は外壁塗装の前に行う箇所です。
その他、シャッターボックスや霧除、フード、水切は目荒らしと錆止塗装が完了しました。目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り、微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちするのです。
明日からは天気も続きそうなので作業も捗ると思います。
※ 5月12日から本日18日までの作業内容をまとめました。