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さいたま市見沼区のM様へ外壁塗装と窓周りのシーリング、バルコニー防水の見積説明に伺いました。ご夫婦お揃いで熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
M様はシーベースをインターネットで見つけられたとの事です。このところインターネット経由での見積依頼が大変増えています。
シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約6年間位ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。検索順位を上げるのは大変な苦労が要る様ですが真面目に地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているのか、とても有難い事です。
うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
静かな環境の良い住宅地に建つ築12年で3階建てのお住まいで初めてのメンテナンスです。雨もりが有るとのお話しでしたので隅々までチェックしました。その結果、いくつかの問題点を発見しました。
屋根は珍しくアルスター鋼板を使用していました。アルスター鋼板というのはトタンにアルミニウムメッキをした鋼板で錆に強いのですが最近は需要が乏しく生産を中止する企業が増えています。
屋根の笠木部分から雨水の侵入が有ると思いますので、この部分はパッキンで塞ぐ事をお勧めしました。
破風・鼻隠はセメント板で僅かに隙間が見られました。軒天はケイ酸カルシウム板を使用し若干雨染みが見られました。隙間を補修してエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
軒天はケイ酸カルシウム板で外壁との取合には隙間が見られました。隙間を補修して日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗りかえをお勧めしました。
外壁はモルタルでアイカ工業株式会社のジョリパットをツートンカラーに吹付塗装していました。随所にひび割れが目立ち雨水が侵入している模様です。これ以上進むと危険な状態だと感じました。
雨水が侵入して内部のラス網が膨張しているのではないかと思われます。モルタルは中のラス網に引っ掛けて塗られています。ラス網が錆びると膨張して外壁を砕いてしまったり、網が切れる事で外壁の重みに耐えられずに剥落する等大きなダメージを受ける事になりますから決して侮ってはいけません。
ややチョーキングも見られました。チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいますので早めの補修が必要だと感じました。
雨水の侵入は窓周りからもかなり見られました。どの窓もシーリングが甘いため雨水が入ってしまうのです。シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。この部分はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでのシーリングをお勧めしました。
外壁はひび割れを補修して幾つかの塗装方法をご提案しました。まず日本ペイント株式会社のパーフェクトトップです。これはごくごく一般的な塗料になります。次に同社のペリアートUVです。これは塗装膜が厚く、ひび割れに強い微弾性(やや柔らかい)の多彩色模様塗料(塗料の中に様々なカラーチップが入った物)です。仕上がりは石の様に見えて高級感が有りますがやや割高です。
最後は現状と同じジョリパットです。こちらも高級感が有りますがひび割れにはやや弱い感が有ります。いずれの塗料も1種類での塗装も出来ますし現状の様なツートンカラーも可能です。
バルコニーは隅々まで踏んでみました。FRP防水床はには異常が有りませんでしたが、トップコートのひび割れは目立ちました。表面を研磨して東日本塗料株式会社のAUコートでの塗り替えをお勧めしました。これは駐車場等にも使用される防塵塗料でかなり丈夫です。
何社か見積をとっておられるとの事ですが、安いという事に惑わされず、きちんとした施工をする優良な塗装業者をお選び頂きたいと思います。