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さいたま市見沼区のH様邸で屋根塗装、外壁塗装のための下地処理が完了しました。
18日には高圧洗浄を行いました。高圧洗浄は、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
外壁のひび割れや窓周りの隙間個所等が有ったため高圧水が掛からぬ様に細心の注意を払いながら行いました。洗浄出来なかった箇所はブラシで汚れを落とし、いつもの様に樋の中もきれいに掃除しました。普段はまったく見えない箇所ですが、意外とゴミや枯葉等が溜まっていて詰りの原因になりますので、シーベースでは必ず清掃します。
19日から21日までは屋根と外壁の不良部分の処理と窓周りや入隅(壁やサッシ等の取合が凹んでいる角の部分の事)のシーリングを行いました。
シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。この部分はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで行いました。
屋根は板金のジョイントシーリングと板金を留めている釘の浮き補修と頭留や瓦のひび割れ補修が完了しました。
板金の釘浮きはハンマーで打ち込み、再び浮きが発生しない様にコーキングで釘頭留めを行いました。釘浮を放置すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板という杉の板に染み込み木を腐らせてしまいます。これでもう安心です。
瓦のひび割れもコーキングで接着しました。ただ塗装しただけでは強風に煽られるたびにひび割れが大きくなってやがて欠損しかねないからです。
外壁にもひび割れが発生していましたので同様にコーキングで補修が完了しました。
窓周りや入隅のコーキングも完了しました。オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントを使用しました。
目地のコーキングは外壁塗装後に行います。何故かと言うと外壁塗料とコーキング材では熱による膨張収縮率が全く違うためです。夏の暑さや冬の寒さでコーキングは膨張したり収縮したりします。ところが外壁塗装の塗膜はコーキングと比べると極ごく僅かしか伸びたり縮んだりしません。そうなると塗膜が破れる事が有るからです。外壁塗装後に打替るためにはコーキングの色を外壁に合わせたり、養生したりと余計な手間暇が掛かりますがシーベースの塗装工事が美しいだけでなく長持ちするのはこの様な点にも拘りが有るからです。
このところ天候にも恵まれてとても順調に進捗しています。
※ 10月18日から21日までの作業内容をまとめました。