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さいたま市大宮区のKマンションで外壁のタイルの貼替作業を行っています。
先日打診検査で洗い出した接着不良個所やひび割れ箇所はサンダー等で切り込みを入れてから斫って落しました。現われた下地のALC板のジョイントはシーリングを行い吸水調整剤(躯体に急激に水分を取られない様にするもの)を塗布しました。
ALC は、セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートの事です。軽くて成形や施工が楽なのですが表面が劣化すると雨水が染み込んでしまい補強のための内部のラス網が錆びて切れてしまい強度が落ちたり崩れたりしまいます。つまりALCにとって表面のタイルや塗装は非常に重要な働きをします。
シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
これ等の補修をしてからモルタル下地を造り直して乾燥させてからタイルを貼って行きます。一枚一枚手作業なのでとても手間が掛かります。
一通りタイル貼りを進めてからタイル目地詰め作業を行いました。昨日は雨でしたがここまでの施工の確認や発生したタイルガラの回収を行いました。確認していると一部見落としたひび割れや施工の不良個所が見つかりましたので明日から補修作業を行います。
僅かですが音が響きます。どうかご勘弁下さい。宜しくお願いします。
※ 4月11日から15日までの作業内容をまとめました。