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2023/9/30 (土)
さいたま市中央区のS様邸で外壁塗装の前のコーキング

さいたま市中央区のS様邸で外壁塗装の前のコーキングの打替    さいたま市中央区のS様邸で外壁塗装の前のコーキングの打替

 

 さいたま市中央区のS様邸で高圧洗浄や外壁塗装の前のコーキングの打増と打替が完了しました。
 高圧洗浄はクリーニングとは違い、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。
 しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。洗浄できれいに出来なかった所の内、塗装に影響が有る箇所はブラシで汚れを落とします。
 いつもの様に樋の中もきれいに掃除しました。普段はまったく見えない箇所ですが、意外とゴミや枯葉等が溜まっていて詰りの原因になりますので、シーベースでは必ず清掃します。
 また今回はバルコニーのすぐ下に有る細い横樋から雨水がオーバーフローしているためその部分から落ち口までゴミを取り、その先まで高圧で流しました。
 外壁のコーキングの打増と打替は今回、日本ペイント株式会社のペリアートUVで多彩色模様の吹付塗装を行うため、窓周りや入隅だけでなく縦横の目地も外壁塗装前に行いました。
 使用したのはオート化学工業株式会社のオートンイクシードで、国内でもトップクラスの高耐侯の製品です。
コーキングの打替は以下の様に行いました。
1.撤去
 古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2.清掃
 埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.養生
 プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様にテープを貼って養生します。
4.プライマー
 コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.ボンドブレーカー
 コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープでコーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材がこの部分に接着する事を防ぎ、外壁サイディングのみを接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
 外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くので、この場合はボンドブレーカーを入れません。
6.充填
 コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
 ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
 テープを剥がして完了です。
 今回は外壁のジョイント部分でサイディングの反りが大きかった箇所が数か所有りました。この部分は多少見た目は悪くなるのですが、たっぷりとコーキング材を充填して今後雨水が侵入しない様にしました。
※ 9月25日から本日30日までの作業内容をまとめました。