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2024/3/6 (水)
さいたま市浦和区のI様へ屋根塗装と外壁塗装の見積説

さいたま市浦和区のI様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼    さいたま市浦和区のI様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 

 さいたま市浦和区のI様へ屋根塗装と外壁塗装、付帯部分の塗装の見積説明に伺いました。熱心に耳を傾けて下さり大変有難うございました。
 I様はシーベース エンタープライズをインターネットで探されたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。有難い事です。
 シーベース エンタープライズのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
 検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 最近ではインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 静かで環境の良い住宅地に立つ築35年の2階建てのお住まいで初めての塗装工事でした。
 屋根には大きな換気用の棟飾りが取り付けられていました。とても珍しい構造です。図面には不燃シングルと表記が有りました。
不燃シングルというのは、ゴムやアスファルトの代わりに無機質の彩色砂粒を焼き付けか接着して表面を覆った物です。この部分のシングルは表面が剥離しており、ご自身でコーキングを塗ったとの事でした。
 屋根瓦はアスベストが入ったスレート製でI様が20年位前にご自身で塗装されたとの事でしたが、殆ど塗膜は無くなっていました。北側は苔が生えて枯れたため茶色くなっていました。棟板金には錆が所々に出ていました。
 棟板金はケレンして錆止め塗装をし、釘浮きはハンマーで打ち込んで釘頭をコーキングで留めてからエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
 これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。またこの塗料はさいたま市より補助金が支給されるため僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
 鼻隠やモールは板金製で大分変色が見られました。ジョイントに隙間が有り、ここから入った雨水がまた別の隙間から流れ出ているため水垢が付着したり変色したりしていました。
 ここは目荒らしをしてから同社のクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
 表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
 逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
 軒天はパーライトボード(セメントとパーライト(真珠岩・黒曜石等を粉砕して焼成したもの)を混ぜ合わせて板状に強圧して成形したセメント製品の事。防火性や吸音性、断熱性に優れた壁・天井材だったが、現在は石綿含有建材の製造、使用は禁止されている)に、外壁と一緒にリシンの吹付塗装がされていました。
 外壁は素材の表記が有りませんでしたがやはりパーライトボードの様な物だと思われます。これに弾性アクリルソフトリシンを吹き付けてトップコートがされていました。
 外壁のジョイント部分にはひび割れ防止用のメッシュが張られていましたが露出していました。元々から塗装膜は無かったという事でした。吹き付け塗装なので塗装膜が薄すぎたのだと思います。何か所かひび割れや塗装膜の剥離も見られました。
 外壁はジョイントのメッシュの露出部分やひび割れはシーリングを行ってから日本ペイント株式会社のパーフェクトトップでの塗りかえをお勧めしました。
 霧除や雨戸も塗装膜の劣化が見られ殆ど撥水していませんでした。ここは目荒らしをしてから同社のクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
 玄関庇も不燃シングルが張られていました。ここはシングル用の塗料が有るのですが剥離しやすいので、それでも宜しければ塗装する旨お話ししました。
 樋もかなり変色が進み、樋受け金物にも大分錆が発生していました。ジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。出来れば10年程度のスパンできちんと定期的に塗装を行えば家と同じ位の期間使用できるのですが脆くなってしまうと強風に煽られたり雪の重みで割れてしまう事が有ります。樋の交換費用は足場代も含めると50~60万円程度掛かります。
 樋受け金物はケレンして錆を落とし錆止め塗装をし、樋本体は目荒らしをしてからクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
 外壁と基礎の間はスチールが入っており、基礎の通気口の格子も錆が出ていましたのでここもケレンして錆を落とし錆止め塗装をしてからクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
 バルコニーは床部分にアスロック(押出成形セメント板)が使用されていました。ジョイントはコーキングで埋められていました。このコーキングが働いておらず、ここに水を撒くとバルコニーの底から水が流れ出てしまいました。この部分はコーキングを打替なければなりません。
 塀は塗装膜が所々剥離していました。この部分は全ての塗装膜を剥がすか、既存の剥離部分よりやや大きくカッするかによって手間賃が変わる事を説明し、外壁と同様にパーフェクトトップでの塗りかえをお勧めしました。
 何社か見積を取られると思いますが、安いという事にとらわれず丁寧な補修を行う優良な施工業者をお選び下さる様にお話ししました。