施工内容 | 屋根の遮熱塗装、ユニプラル外壁の塗装、窓周りや換気口回りのシーリング、木部防腐塗装 お客様の声>> |
施工エリア | さいたま市西区 |
使用塗料 | 屋根/スレート/エスケー化研株式会社/クールタイトシリコン/CLR-102チェスナットブラウン 外壁/ユニプラル/日本ペイント株式会社/パーフェクトトップ/ND-370 バルコニー/FRP(繊維強化プラスチック)/東日本塗料株式会社/AUコート/フォックスグレー バルコニーの目隠し/大阪ガスケミカル株式会社/キシラデコール コーキング/コーキング/オート化学工業株式会社/オートンサイディングシーラント 破風・鼻隠/セメント板 エスケー化研株式会社/クリーンマイルドシリコン/15-20B 水切/ガルバリウム鋼板 エスケー化研株式会社/クリーンマイルドシリコン/白色 樋・配管/塩化ビニール/エスケー化研株式会社/クリーンマイルドシリコン/横-15-20B、縦-白色 |
施工期間 | 1か月 |
屋根には棟板金の釘浮きが見られ、ジョイントにはシーリングが有りませんでした。スレート瓦には苔の発生も見られました。
破風・鼻隠のジョイントには隙間が発生し雨水が侵入していました。
外壁は撥水しておらず雨水が浸透しており汚れが目立ちました。
窓周りや、換気フード周り、入隅等にはシーリングがされていないため雨水が長時間滞留してしまい苔が発生していました。
バルコニーの木製目隠しは経年劣化により斑に色斑が見られました。
高圧洗浄-屋根 屋根の苔を徹底して落としました。塗膜は劣化して撥水性が失われていました。樋には枯葉や泥が詰まったり、重みで樋が歪んだりするので清掃しました。
高圧洗浄-外壁、付帯部分 外壁は丁寧に高圧洗浄で硬化不良部分を落としました。ユニプラルの表面からは砂の様な軽量モルタルが削れて来ました。 硬化不良のまま塗装しても塗装膜は剥がれてしまうため徹底的に落としました。
バルコニーの木製目隠し-ケレン ケレンというのはサンドペーパーやナイロンタワシで傷んだ素材や塗装膜、錆びや汚れ等落としたり微細な傷を付ける事です。表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
バルコニーの木製目隠し-防腐塗装 キシラデコールは浸透性の防腐塗料なので木が腐りにくくなります。塗り潰しと異なり木目の雰囲気もそのまま生かされるので、とてもきれいです。明るい色彩ですと既存の斑が目立ってしまうため元の色よりやや暗い茶色で塗装してので斑が目立たなくなりました。
屋根板金のジョイント隙間や釘浮き補修、頭留 棟の板金にはジョイントに隙間が有りました。コーキングでシーリングを行いました。 シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。 釘浮を放置すると隙間から雨水が侵入して内部の木材を腐らせてしまいます。ハンマーで打込んで再び浮いて来ない様にコーキングで釘頭を留めました。
瓦のひび割れ補修 スレート瓦にはひび割れが見られました。放置すると何度も強風に煽られた際に完全に割れてしまいます。そうならぬ様にコーキングで接着しました。
屋根-下塗 エスケー化研株式会社のマイルドシーラーEPOで下塗です。細かいひび割れに染み込んで屋根の補強と中塗の接着を助けます。
屋根-中塗 エスケー化研株式会社のクールタイトシリコン、遮熱塗料で中塗です。遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、夏は室内温度の上昇を抑える事が出来ます。また熱によるスレート瓦のダメージも軽減されます。 さいたま市では助成金の対象になっています。シーベースでは、申請のお手伝いも無料で行いますのでお気軽にご相談下さい。
屋根-上塗 中塗と同じ塗料で塗り合計3層で仕上げる事で塗装膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上げます。
破風・鼻隠-隙間補修 破風・鼻隠のジョイントには隙間が開いていました。また一部ひび割れも有りました。 ここから雨水の侵入を防ぐために高対候のシーリング剤で塞ぎました。
屋根上裏と破風・鼻隠-ケレンと塗装 ナイロンタワシでケレンして傷んだ表面を除去しました。続いてエスケー化研株式会社の溶剤系塗料、クリーンマイルドシリコンで塗装しました。
軒天-塗装 軒天と外壁との取合をシーリングし、日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ、艶消し塗料を使用しました。この塗料は光を乱反射するのでお住まい全体が明るくなりました。
外壁の硬化不良部分の掻き落し 高圧洗浄でも落としきれなかったユニプラル(軽量モルタル)の硬化不良部分をラスター(手帚)で落としました。
窓周り・換気フード周り・入隅-シーリング 雨水が侵入しそうな箇所は全てオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでシーリングを行いました。ユニプラルは脆いため通常の1.5~2倍のシーリング材を打ちました。 このシーリング材は柔らかいのでしっかりと接着してくれました。
外壁-下塗-1層目 透明のシーラーで1層目の下塗を行いました。シーラーは補強と、仕上げ塗料の接着を良くします。 ユニプラルは密度が低いため1層目はかなりの量のシーラーが染み込みました。使用したのは日本ペイント株式会社のパーフェクトシーラーです。
外壁-下塗-2層目 2層目は半透明のシーラーを使用しました。これでシーラーの染み込み具合が良く解ります。染み込みやすい箇所には更に重ねて塗りました。 十分な乾燥後に確認するとしっかりと固まっていたので、これで中塗へと進めます。
外壁-中塗 日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで中塗を行いました。
外壁-上塗 中塗と上塗は同じ塗料を使います。合計3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上げます。
飾りモールー中塗 日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで中塗を行いました。
飾りモールー上塗 中塗と上塗は同じ塗料を使います。合計3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上げます。
シャッターボックス-塗装 目荒らしを行い、溶剤系シリコン塗料で塗装しました。
樋-塗装 樋や配管は塩化ビニール製です。太陽光や雨水で加水分解という化学反応を起こして劣化して行きます。塗装する事でこれを防ぐ事が出来ます。
樋-塗装 横樋は屋根や破風・鼻隠の色に合わせ、縦樋は外壁の色に合わせました。
水切-塗装 目荒らしをして溶剤系シリコン塗料で塗装しました。
バルコニー床FRP(繊維強化プラスチック)防水面-ケレン、プライマー 表面の不良劣化塗膜をナイロンタワシやスクレイパーで落します。丁寧に落とさないと新しい塗装をしても吸着が悪く長持ちしなくなってしまいます。 アセトンで拭き取ってからプライマー(接着剤)を塗布しました。
バルコニー床FRP防水面-トップコート トップコートで仕上げます。FRPは紫外線や水に弱いためこのトップコートで保護します。
木調飾り-目荒らし 木調の飾りを目荒らしします。
木調飾り-塗装 特殊な接着剤を塗布してから、溶剤系シリコン塗料で塗装しました。
苔の生えていた屋根は濃い茶色に輝く屋根へと変身しました。
バルコニーのトップコートを塗りかえ、とても明るくなりました。
軒天は艶消しの白色で塗りかえたので、お住まい全体が明るく感じます。
窓周りや換気口回り、飾りモールと外壁との取合部分、入隅等は少し厚めにシーリングを行いました。これで雨水の侵入や長時間の滞留も防げます。
艶有の外壁は凹凸の陰影がはっきりと現れて、とても美しく全体の色彩も上品に調和がとれています。 とても良い色を組み合わされたと思います。南ヨーロッパを思わせる様な素敵なお住まいは、まるで新築の様に蘇りました。 大変有難うございました。