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2024/7/31 (水)
さいたま市岩槻区のM様より屋根塗装と外壁塗装の見積

さいたま市岩槻区のM様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼    さいたま市岩槻区のM様より屋根塗装と外壁塗装

 

 さいたま市岩槻区のM様より屋根塗装と外壁塗装、付帯部の塗装の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。

 早速現状調査に伺いました。環境の良い住宅地に立つ築34年の2階建てで2回目の塗装工事です。お住まいはとても大きくて普通のお宅の倍位の大きさでした。お庭も広々としていて緑がいっぱいでした。とても立派な植木もたくさんありました。羨ましい限りです。ですが、一部外壁にかかっている枝があり、施工する場合は若干枝を切る必要があると思います。

 屋根は塩化ビニール被覆鋼板の折板に保護キャップが使用されており、これは劣化すると錆をはじめ、変色、変形、塗膜の剥離や変退色などの症状が現れます。特に庇は塗膜の剥がれや錆が多く見られ、変色・変形してしまっている箇所が見受けられました。

 幕板はズレが生じてしまっている箇所があり、雨水が侵入していました。

 軒天は窯業系の凹凸のあるパネルが使用されていました。厚みがあるので変形などは無く、汚れもわずかでした。

 外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、高温で板状に圧縮形成した物)でした。湿気の影響で一部変形や、塗装幕の剥がれが見られ、チョーキングを起こして撥水性も落ちており、緑色の苔や変色が見られました。

 チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。こうなると外壁パネルが雨水を吸って変形したり脆くなったりしてしまいます。

 M様邸の外壁は縦のジョイント部分にパッキンが使用されているのですが僅かに変形して隙間が発生しており、前回の塗装業者はそこを補修しないまま塗装していました。バルコニーのパネルのジョイントパッキンは全滅しており、外れかけのもの、傷み切っているものがあり、パッキンがない場所も見受けられました。

 樋は一部破損しており、ひび割れや隙間等、様々な問題が見受けられました。樋も劣化が見られジョイントには隙間が発生していました。材質そのものも若干脆くなってきています。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。

 玄関ドアの格子部分は外れて隙間が生じており、一度外してから直す必要があるように見受けられました。

 ドア枠や本体はスチール製ですが、シャッターボックスや窓の飾りフレームの材質はアルミ製でした。

 フードはスチールやアルミ・プラスチックなど、様々な材質のものがありました。

 土台水切りはありませんでした。バルコニーの格子のところには、アンテナケーブル用の金具が使用されぬまま、放置され、錆がかなり発生していました。このままだとアルミの格子や外壁に錆汁がしみ込んで落とせなくなるので、不要なものは撤去した方がいいと思います。バルコニー周りの水切りには隙間が発生していました。

 見積書の作成に1週間位頂きたいと思います。宜しくお願いします。

 

 施工管理課長 大工原