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さいたま市北区のF様邸で外壁の付帯部分の塗装は順調に進捗しています。18日には高圧洗浄を行いました。
高圧洗浄はクリーニングとは違い、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜、汚れを高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。洗浄できれいに出来なかった所の内、塗装に影響が有る箇所は塗装前に丁寧にブラシやウエスで汚れを落とします。
今回屋根は陶器瓦、外壁はタイルなので塗装はしないのですが高圧洗浄は行いました。やはり洗浄するとぐっときれいになりました。
乾燥のため数日作業を中断しました。湿っていると塗装の接着が甘くなって剥がれ易くなってしまうからです。
破風・鼻隠は丁寧に目荒らしをしてからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえが完了しました。
目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程を丁寧にきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
F様邸の破風・鼻隠は塩化ビニール被覆鋼板のためあまり強くゴシゴシと擦ると経年劣化してやがて破れてしまう事が有ります。そのためかなり神経を使って基材を傷めぬ様に丁寧に行いました。施工前は大分色褪せしていましたが、とてもきれいな輝きを取り戻しました。
軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡで中塗と上塗が途中まで進捗しました。土台水切は目荒らしをしてエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/15-20B濃い茶色で塗りかえが完了しました。こちらもきれいになりました。
※ 4月18日から昨日24日までの作業内容をまとめました。