最新の投稿
蓮田市のS様へ屋根塗装と外壁塗装、バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水トップコート、付帯部分の補修および塗装、外壁縦目地のコーキングの打替、窓周りのコーキングの打増の見積説明に伺いました。蓮田市周辺で数ある塗装業者の中から株式会社シーベースに見積のご依頼を下さり誠にありがとうございます。私たちにご信頼を寄せてくださったことに、社員一同心より感謝申し上げます。ご夫婦お揃いで熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
S様は、インターネットで「蓮田市 外壁塗装」などの検索ワードを使って弊社ホームページを見つけてくださったとのことです。
最近では、インターネットを通じて施工業者を探す方が非常に多くなっており、弊社が日々更新している施工実績や専門的な情報発信が信頼の証となっていることを改めて実感いたしました。
株式会社シーベースのホームページは、2016年以降「蓮田市 塗装」「蓮田市 外壁塗装」「蓮田市 塗装業者」などのキーワードでGoogleやYahoo!の検索結果上位に表示され続けており、多くのお客様からお問合せをいただいております。検索エンジンの上位表示には日々の努力が必要であり、実際の施工内容やお客様との丁寧な関わりを積み重ねてこそ、その評価が継続されるものと考えております。
また近年では、InstagramやGoogleビジネスプロフィールを活用した情報発信にも力を入れており、施工前後の写真やお客様の声などを通じて、信頼性の高い業者であることをわかりやすくお伝えしています。こうした取り組みが、多くの方に「安心して任せられる」と感じていただける要因となっていると思います。
S様のお住まいは、築12年の木造2階建て住宅で、今回が初めての塗装工事となります。お住まいの周囲は静かな住宅街で、環境にも恵まれた非常に良好な立地に建てられておりました。
屋根は寄棟造りのスレート瓦仕様で、棟板金の釘浮きが顕著に見られました。また、棟板金のジョイント部分の隙間やスレート瓦の重なり部分からの苔の吹き出しも確認できました。
こうした症状を放置すると、雨水が内部に侵入し、屋根下地である貫板や野地板が腐食する恐れがあります。強風時に棟板金が飛散するリスクも高まるため、早期の補修が望ましい状態です。
補修には、浮いた釘の打ち直しと釘頭のコーキング、さらに棟板金ジョイント部へのシーリング施工を提案いたします。これにより、屋根全体の耐久性を向上させ、長期的な安心を確保することが可能です。
屋根の棟板金のジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
ただ一般的な住宅で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。棟板金のジョイントのシーリングも必要になります。
シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
これ等の不具合部分を全て補修してからエスケー化研株式会社の遮熱塗料クールタイトシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。色にもよりますが黒色や濃い茶色の場合は50~40%、白色や明るいブルー等の場合は80%以上の反射率が有りますので通常の塗料と比較すると性能の良さが分ります。
鼻隠はセメント板で長さが短い物も有りジョイント部分に隙間が見られました。ここから雨水が侵入すると内部に溜った湿気によるカビ等が発生する場合があります。そうするとケイ酸カルシウム板の軒天から湿気が抜け出ようとして黒ずみが出てきます。A様邸の軒天も部分的に黒ずみが有りました。ジョイント部分の隙間をシーリングして同社のクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
S様邸の軒天は暗い色彩なので汚れは目立ちませんでしたが、明らかに内部からと思われる汚れが広く見られました。この部分は日本ペイント株式会社ケンエースGⅡでの塗りかえをお勧めしました。
外壁は、窯業系サイディングのツートンカラー仕上げで、美観性に優れたデザインですが、築12年ということもあり、全体的に撥水性の低下とチョーキング現象(塗膜の粉化)が見られました。特に窓周りや目地部のシーリングに劣化が目立ち、ひび割れや剥離も複数確認されました。
現状と同じ様に同社のパーフェクトトップでツートンカラー仕上げにする方法をお勧めしました。
パーフェクトトップはラジカル制御技術により塗膜の劣化を抑制する高耐候性の塗料で紫外線や雨風等に強くシリコン系の塗料よりも長持ちします。
美観的にも程よい艶感が有り汚れにくく、色あせしにくい塗料です。株式会社 シーベースでは約6割程度の割合でこの塗料を使用しています。お客様の印象もとても良い製品です。
シーリングは、外壁の継ぎ目や開口部周辺に用いられる重要な防水材であり、これが劣化すると水分が内部に侵入し、サイディング材の裏側や構造部分に悪影響を及ぼします。S様邸では、シーリングの表面に細かなひびが入り、部分的に剥離の箇所が有り弾力性も低下している様子でした。これは紫外線や風雨による経年劣化の典型例であり、早急な打ち替えが必要です。この部分はオート化学工業株式会社のオートンイクシードでの打替をお勧めしました。
オートンイクシードは乾燥に時間が掛かる欠点が有りますが新たに開発された特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合することにより国内でもトップクラスの耐久性、耐候性の超寿命のシーリング材です。
S様邸には2ヶ所のバルコニーがあり、いずれもFRP防水が施工されています。FRP防水というのは建物の屋上やバルコニーなどに使用される防水工法の一つで、繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)を用いた防水方法です。簡単に言えば、ガラス繊維を樹脂で固めて防水層をつくる工法です。
FRP防水基材自体には問題はなく、劣化しているのは表面のトップコートのみでした。FRP防水はトップコートの再塗装によって防水性能を維持できるため、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
この部分は東日本塗料株式会社のAUコートでの塗りかえをお勧めしました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
その他、シャッターボックスや換気フード、土台水切などの鉄部にも表面塗膜の劣化が見られました。特に雨樋(とい)においては、ジョイント部の隙間から雨水の漏れた形跡があり、樹脂素材が加水分解を起こして脆くなっていました。これも紫外線・水分・微生物の影響によるもので、年数が経過した住宅ではよく見られる現象です。
これらの付帯部についても隙間の補修を行いクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
丁寧な塗装を行うことで、全体の耐久性と美観を大きく向上させることができます。弊社では、各部位ごとに最適な塗料と施工方法を選定し、細部まで丁寧に対応いたします。
外観の美しさを保つだけでなく、住まいの寿命そのものを延ばすことにもつながります。
S様からは様々なご要望やご質問が有りました。そのそれぞれに補修方法などを詳しくご説明しました。また見積書はわかりやすく正確に使用塗料や施工方法を明記した心算ですが、更に何かございましたら何なりとお話し下さい。
蓮田市のS様、このたびは株式会社シーベースにご依頼をいただき、改めて感謝申し上げます。今回が初めての塗装工事ということで、ご不安も多いかと存じますが安心して任せていただけるよう心がけてまいります。今後とも、末永くお付き合いいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。