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伊奈町のR様より屋根塗装と外壁塗装、バルコニーFRP(繊維強化プラスチック)防水トップコート、付帯部分の補修と塗装の見積もり依頼をいただきました。大変ありがとうございました。何社もある塗装業者の中から、株式会社シーベースを見つけていただき、心より感謝申し上げます。
R様は、インターネットで「伊奈町 塗装」、「伊奈町 外壁塗装」、「伊奈町 塗装業者」等のキーワード検索をされ、株式会社シーベースのホームページを見つけてくださったとのことです。
近年では、インターネットを通じてご依頼をいただくケースが非常に増えており、私たちがこれまで真面目に積み重ねてきた情報発信や施工実績が信頼へと繋がっていることを、改めて実感しております。
株式会社シーベースのホームページは、2016年夏頃から「伊奈町 塗装」「伊奈町 外壁塗装」「伊奈町 塗装業者」などの検索キーワードで、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの上位に表示され続けています。塗装業者を探す際、多くの方が検索上位の情報しか見ない傾向があるため、上位に表示されることは塗装業者選定において非常に大きなアドバンテージです。
しかし、検索順位を保つためには、日々の施工内容やお客様との関わり、専門知識を地道に発信し続ける努力が欠かせません。
最近では、InstagramやGoogleビジネスプロフィールを活用した情報発信も積極的に行っており、コツコツと堅実に取り組む姿勢が多くのお客様から信頼されているのだと感じています。
うまく株式会社シーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので丁寧な補修や下地処理を行う優良な塗装業者を探すのは大変です。
今回のご依頼を受け、早速S様邸の現地調査に伺いました。S様のお住まいは、築14年の2階建て住宅で、今回が初めての塗装工事になります。周囲は緑が多く静かな住宅街で、非常に環境の良い立地に建てられたお宅です。
屋根は切妻造りで、スレート瓦が使用されており、棟板金の釘浮きやジョイント部分の隙間が目立ちました。釘が浮いたまま放置すると、雨水が釘を伝って内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み、腐食を招く原因になります。さらに、強風時には棟板金が捲れたり飛散する恐れもあるため、早急な補修が必要です。
切妻屋根というのは最頂部である棟から下方向に向かって二つの傾斜面が山形の形状をした屋根で2面だけで屋根が構成される屋根形状の事で、ごく一般的な屋根の形状です。
また北側はスレート瓦の重なり部分からは苔の吹き出しも確認されました。これらの箇所から侵入した雨水はその下のアスファルトルーフィング(防水紙)によって排出されるのですが、アスファルトルーフィングの寿命は一般的に7~8年で、それを過ぎると防水性能が低下し、野地板まで雨水が染み込んでしまう可能性があります。
補修方法は、釘浮きを補修して釘頭の固定や板金のジョイント部のシーリング施工が必要です。このような作業を施すことで、屋根の耐久性を高め、今後のメンテナンスを最小限に抑えることができます。
破風・鼻隠はセメント板でジョイント部分のコーキングが大分痩せて隙間が空いており雨水が進入してしまいますのでシーリングが必要になります。
シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
軒天はケイ酸カルシウム板製でした。こちらも黒ずみが見られました。内部の材木部分の外側だけ白っぽくなっているので明らかに内部からの湿気の吹き出しによる汚れと判断出来ます。
外壁は窯業系サイディングでした。窯業系サイディングは、セメントと繊維質を混合して高温・高圧で固めた外壁材で表面は無塗装の物や塗装されている物、プリントがされている物等があります。耐火性や加工性に優れている一方、吸水や湿気による変形や劣化に注意が必要です。R様邸の外壁は元々模様のきれいな意匠外壁です。一部、外壁にひび割れが生じていました。
外壁全体において撥水性の低下とチョーキング現象(白亜化)が進んでいました。チョーキングは、塗膜が紫外線や風雨によって劣化し、塗料の顔料が粉状になって表面に出てくる現象です。この状態になると、塗装表面が荒れて来るため再塗装を行っても長持ちしないリスクが高まります。
意匠外壁の場合チョーキングが発生しているとクリヤー塗装(透明な塗料による塗装)は、かなり難しくなります。と、いうのは下手な施工をしてしまうとまだらに仕上がってしまうからです。
弊社では、こうした劣化状態に対しては、高圧洗浄による旧塗膜の徹底除去を行いブラッシングで可能な限り劣化部分や汚れを落としてから施工します。或いは多重多色塗装等もお勧めです。
多重多色塗装というのは下塗が1層、中塗が2層、上塗が1層(状況により2層)で行います。中塗と上塗の色を変える事により外壁の凹凸によって色彩が変わるため立体感が生まれます。単色の塗潰しですと、のっぺりとした感じになるので多重多色塗装の方が高級感が生まれます。
シーリングは外壁サイディングボードの継ぎ目や窓周り、ドア周り、換気口などの隙間、外壁のジョイント等に充填される防水・気密性を確保するための材料です。
一般的にはシリコン系やウレタン系のシーリング材が使用されており、これにより雨水の侵入を防ぎ、外壁材の隙間からの雨水や風や埃の進入を防止します。
シーリングは紫外線や風雨、温度変化などの自然環境によって次第に劣化します。その結果、シーリングが機能しなくなると、外壁が水分や湿気を吸収してしまい、内部の構造体の劣化やカビの発生などの問題が引き起こされます。
R様のお住まいはシーリングのひび割れや外壁からの剥離が見られました。シーリングの表面に細かいひび割れも発生していました。これは、シーリング材が紫外線や雨風の影響で乾燥や収縮を繰り返して劣化することによって、表面が割れてしまうためです。ひび割れた箇所から水分が浸入し、外壁材は勿論の下地や材木が腐食する事もあります。当然これが進行すると建物全体の耐久性や安全性に影響を与えることになります。
シーリングが施工されている箇所の端や継ぎ目からシーリング材が剥がれたり、浮いたりすることがあります。これは、シーリング材が老化して接着力を失い、接着面が劣化しているため
シーリング材の寿命は一般的に約7年から10年程度と言われていますが、地域の気候や環境によってはそれより早く劣化が進行することもあります。今回の見積では高品質なシーリング材をお勧めしたいと考えます。
R様邸には2ヶ所のバルコニーがあり、どちらもFRP(繊維強化プラスチック)防水が施されています。基材自体は良好な状態であり、トップコートの劣化のみが見られました。FRP防水はトップコートの寿命が10年前後とされており、定期的な再塗装による保護が必要です。
シャッターボックスや換気フード、土台水切などの鉄部についても、表面塗膜の劣化が進んでいました。
特に樋は、ジョイント部分に隙間があり、そこから雨水が漏れた形跡も確認されました。材質自体が劣化して脆くなっており、加水分解が進んでいる状態です。これは、紫外線・水分・微生物などの影響により、素材が化学的に分解される現象で、近年よく見られる症状のひとつです。ジョイントの隙間をシーリングし、塗装をする事で樋の寿命を長くすることが可能です。
R様邸の塗装工事に使用する塗料については、紫外線や雨風による劣化を防ぐ効果がある耐久性の高いものをお勧めします。塗装には遮熱効果のあるフッソ系やシリコン系、ラジカル系をお勧めします。
今回の調査結果をもとに、1週間ほどのお時間をいただき、詳細なお見積書を作成いたします。内容には、使用塗料の種類や工法、施工期間、各部位の補修内容まで丁寧に記載いたしますので、安心してご確認いただけるかと思います。
伊奈町のR様、このたびは株式会社シーベースにお見積もりのご依頼をいただき、誠にありがとうございました。塗装工事は、お住まいを長持ちさせるために非常に重要なメンテナンスです。初めての塗装工事ということで、ご不安やご不明な点もあるかと存じますが、ご納得いただけるまで丁寧にご説明し、ご要望に沿った最善のご提案をいたします。
見積書が出来次第ご連絡します。どうぞよろしくお願いいたします。