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さいたま市大宮区 K様
屋根のカバー工法と外壁塗装
After
屋根のカバー工法と外壁塗装
Before
屋根のカバー工法と外壁塗装
施工内容

屋根のカバー工法、外壁塗装


さいたま大宮区のK様邸で屋根のカバー工法による改修と外壁塗装、付帯部の塗装、シーリング、バルコニーの防水トップコート

屋根/アスファルトシングル/アイジー工業株式会社のスーパーガルテクト/GT3-711 Sジェイドチャコール

外壁・破風・鼻隠・軒天/モルタル/日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/NDー503 白に近いクリーム色

シャッターボックス・水切/エスケー化研株式会社/クリーンマイルドシリコン/サッシ色の近似色

バルコニー/FRP/東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレー
施工エリア さいたま市大宮区
施工期間 約1か月
施工を終えて K様は株式会社 シーベースのホームページをご覧になったそうです。

お住まいは静かな住宅地に立つ築13年の2階建てで、初めての塗装工事です。お住まいはとても素敵なデザインでした。

屋根はレンガ色のアスファルトシングルで板金には釘浮きやのジョイントの隙間が見られました。アスファルトシングルというのは、ゴムやガラス繊維にアスファルトをコーティングし、彩色焼成砂を圧着したものです。

劣化が進行していたためカバー工法による改修を行いました。カバー工法というのは既存の屋根はそのまま残し、その上に新しい屋根を取り付ける方法の事です。

アイジー工業株式会社のスーパーガルテクト/GT3-711 Sジェイドチャコールを使用しました。

スーパーガルテクトはガルバリウム鋼板に遮熱性ポリエステル樹脂塗装がされ、断熱材としてポリイソシアヌレートが使用されているので軽量で優れた遮熱性と断熱性、耐久性の有る金属屋根材です。

ガルバリウム鋼板というのは、鉄の鋼板にアルミニウムと亜鉛の合金をメッキで蒸着させたものです。アルミニウムの耐食性と亜鉛の犠牲防食(ぎせいぼうしょく)作用、自己修復作用により従来の溶融亜鉛めっき鋼板に比べ腐食に強くなっています。少し心細かった屋根が、強くがっしりとした屋根へと生まれ変わりました。

外壁の窓周りや換気口周り等も元々のシーリングが甘く、雨水の侵入が懸念されますのでオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでシーリングを行いました。

シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。

外壁や破風・鼻隠と軒天はリシンの吹付塗装がされていました。外壁の下地はモルタルです。リシンの吹付塗装というのは上塗り塗料に骨材(小さな石や砂など)を混ぜ、スプレーガンを使用して吹き付けて塗装する手法です。触るとザラザラとした感触に仕上がります。やはりこちらも塗装膜の劣化や多数のひび割れが見られました。

モルタルは下地の金属の網(ラス網)に引っ掛ける様に塗られています。築7~8年位はモルタルが弱アルカリ性なのですが、経年劣化とともに徐々に中性化して行きます。そうするとひび割れから雨水が侵入すると内部のラス網が錆びて膨張したり切れたりして強度が落ちてしまい、最悪外壁が崩れたり落ちたりしてしまいます。

外壁部分は地面から生えて来た蔦がかなり広く被い尽くしてしまい、外壁を砕いて内部まで侵入しており、一部は撤去されたものの、その際に外壁の塗装膜まで一緒に剥がれ落ちていました。蔦は屋根の上裏や樋にまで絡んでいました。これは2日掛けて蔦の撤去を行いました。これ等の傷んだ箇所や、ひび割れはシーリング材で丁寧に補修しました。

外壁や破風・鼻隠と軒天は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/NDー503 白に近いクリーム色で塗りかえました。施工前よりも一段と明るくなりチャコールグレーの屋根色と色彩が調和してとてもきれいになりました。

シャッターボックスや水切等の鉄部も経年劣化で色褪せていました。幸い錆の発生は見られませんでした。この部分はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/サッシの近似色で塗りかえました。こちらも輝きを取り戻しました。

バルコニーは隅々まで踏んでみましたが基材のFRP(繊維強化プラスチック)防水層には問題は有りませんでした。ただトップコートは若干ひび割れが見られました。FRPは湿気や光に弱いのでこれを守るために表面にトップコートが塗られています。

一旦ひび割れてしまうと、塗りかえてもひび割れが発生し易くなってしまいます。ここは東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレーで塗りかえました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。バルコニーの中もとても明るくなりました。

樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。ここはクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで塗りかえました。

夫々の色彩がとてもバランス良く、まるで新築の様に美しく仕上がりました。長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。今後ともどうぞ宜しくお願いします。

 

お客様の声 >>


 
施工前の様子
屋根のカバー工法と外壁塗装

屋根のアスファルトシングルが剥がれていました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

外壁は苔で汚れていました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

外壁にはひび割れも発生していました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

地面から生えた蔦の植物を放置したため、外壁を伝って屋根の中まで侵入していました。 かなり外壁の損傷が見られました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水床のトップコートは若干ひび割れが見られました。 ゴミも若干有りました。ゴミが排水口へ流れてしまうと、地面の中の雨水浸透桝から雨水が地面の中へ染み出るスピードが遅くなります。 大雨の際に逆流を起こしオーバーフローを起こして天井内部に雨水が流れ出てしまう危険が有るため、まめに清掃する事をお勧めします。

施工の様子
屋根のカバー工法と外壁塗装

屋根のカバー工法

アスファルトルーフィングの敷設

  既存のアスファルトシングルの上から改質アスファルトルーフィングを敷きました。 改質アスファルトルーフィングは、通常のアスファルトルーフィングに比べて、耐久性や耐候性、釘穴シール性などが向上した屋根下葺材です。アスファルトにゴムや樹脂などの改質材を配合することで、性能を高めています。

屋根のカバー工法と外壁塗装

金属屋根材の取付

軒先(下の方)から順番に屋根を取り付けて行きます。 雪止めを下から2段目と3段目にチドリ(互い違いにジグザグに配置する施工方法)で取り付けます。

屋根のカバー工法と外壁塗装

徐々に上部へと葺き上げて行きます。

屋根のカバー工法と外壁塗装

降り棟(隅棟)を取り付けます。

屋根のカバー工法と外壁塗装

高圧洗浄

外壁の塗膜は劣化して撥水性が失われていました。高圧洗浄はクリーニングとは違い、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ塗装膜や汚れを高圧の水で剥し落とす事が目的です。 しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。 洗浄できれいに出来なかった所の内、塗装に影響が有る箇所は塗装前にブラシで汚れを落とします。 また外壁のひび割れ部分等は水が入ってしまうとまずいので慎重に行いました。 樋は枯葉や泥が詰まったり、重みで樋が歪んだりするので清掃しました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

外壁ひび割れ補修

目立つクラック(ヒビ割れ)にはシーリング材を摺り込み、刷毛でぼかして補修痕が目立たぬ様に埋めました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

可能な限り、補修痕が分らぬ様に仕上げました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

シーリング

窓周り・換気フード周り・入隅を行いました。 雨水が侵入しそうな箇所は全てオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでシーリングを行いました。 地震等で多少歪みが出ても隙間が発生しない様にたっぷりとシーリング材を打ちました。 このシーリング材は柔らかいのでしっかりと接着してくれました。  

※ シーリングとは

シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。

屋根のカバー工法と外壁塗装

外壁-下塗

シーラーで下塗を行いました。シーラーは染み込んで外壁の補強と、仕上げ塗料の接着を良くします。 使用したのは日本ペイント株式会社のパーフェクトシーラーです。

屋根のカバー工法と外壁塗装

外壁-中塗

日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで中塗を行いました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

上裏の下塗と中塗り

今回は軒天や上裏は外壁と一体型の施工がされていましたので、この部分も外壁と同じ塗料、同じ工程で施工します。

屋根のカバー工法と外壁塗装

外壁-上塗

中塗と上塗は同じ塗料を使います。合計3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上げます。

屋根のカバー工法と外壁塗装

樋-目荒らし

ナイロンタワシ等で擦り汚れや表面の劣化部分を落とします。 微細な傷を付ける事で塗料と基材の接触面積が大きくなり、しっかりと接着して塗装が長持ちする様になります。 目荒らしを行う事で、塗装も滑からかにきれいに仕上がります。

屋根のカバー工法と外壁塗装

樋-塗装

樋は塩化ビニールで出来ているため、太陽光や雨水で加水分解(紫外線と水で劣化する事)するので、塗装する事で劣化を防ぎます。 溶剤系のクリーンマイルドシリコンで塗装しました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

シャッターボックス-目荒らし

屋根のカバー工法と外壁塗装

シャッターボックス-塗装

溶剤系のクリーンマイルドシリコンを調色して塗装しました。

※ 調色とは

調色と言うのは何色かの塗料を混ぜて色を作ります。経験を積まないと求める色合いを作るのは難しい作業になるので職人の腕の見せ所です。 ぴったり同じ色にはなりませんが、かなり近い色になりました。こちらもきれいになりました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

水切-目荒らし

屋根のカバー工法と外壁塗装

水切-塗装

溶剤系のクリーンマイルドシリコンを調色して塗装しました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

バルコニーFRP(繊維強化プラスチック)防水面-研磨とアセトン拭き取り

表面の不良劣化塗膜をナイロンタワシやスクレイパーで落します。 丁寧に落とさないと新しい塗装をしても吸着が悪く長持ちしなくなってしまいます。 そして、アセトンで拭き取ります。

屋根のカバー工法と外壁塗装

バルコニーFRP防水面-下塗

FRP専用プライマーで下塗りします。これは仕上げ塗料との接着を良くするためです。

屋根のカバー工法と外壁塗装

バルコニーFRP防水面-トップコート

トップコートで仕上げます。FRPは紫外線や水に弱いためこのトップコートで保護します。 使用したのは東日本塗料株式会社のAUコートでです。 これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。

屋根のカバー工法と外壁塗装

バルコニーの中はトップコートの輝きで、とても明るくなりました。

施工後の様子
屋根のカバー工法と外壁塗装

アスファルトシングルが剥がれて傷んでいた屋根も見違えるほど、美しく重厚感溢れる屋根へと変身しました。

屋根のカバー工法と外壁塗装

スーパーガルテクトの屋根は断熱材の働きで、 夏は涼しく冬は暖かい効果が得られます。

屋根のカバー工法と外壁塗装 屋根のカバー工法と外壁塗装 屋根のカバー工法と外壁塗装

外壁の僅かにクリーム色がかった白色と屋根や樋、水切等、夫々の色彩がとてもバランス良く、まるで新築の様に美しく仕上がりました。 長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。 グーグルビジネスプロフィールの口コミ投稿も高評価を頂き大変有難うございました。