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2025/10/10 (金)
さいたま市岩槻区のAアパートで外壁塗装が完工

さいたま市岩槻区のAアパートで外壁塗装が完工   さいたま市岩槻区のAアパートで外壁塗装が完工

 

 さいたま市岩槻区のY様のAアパートで外壁塗装、付帯部分の塗装や補修が完工しました。天候不良に悩まされましたが、何とか無事に完了し、まるで新築の様に美しく仕上がりました。
 元々Y様は株式会社 シーベースをインターネットで見つけられたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼やご契約がとても増えています。大変有難い事です。
 株式会社シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在までの約8年半の間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
検索順位が上位に来るのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
2023年の秋からはインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。
最近ではグーグルビジネスプロフィールでも上位に表示されるようになりました。とても有難い事です。
そして、うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので丁寧な補修や下地処理を行う優良な塗装業者を探すのは大変です。

 

Aアパートの概略

Aアパートは2月に施工させて頂いたTアパートで通路のシーリングを行った同じ敷地内の物件でした。駅近の利便性の良い立地の割には静かな良い環境の所でS社が建てた築15年の物件です。

 

外壁塗装

 外壁は元々単色の窯業系サイディングボードでした。窯業系のボードはセメントと繊維質を混ぜた原料を板状の型でパターンの凹凸を付けて圧縮し、高温・高圧の中で固めた物です。焼いて作るものではないため湿気で変形したり吸水で脆くなったりします。
 外壁の北東側は苔が発生しており汚れも目立ちました。部分的にひび割れや欠損も見られました。オーナー様はこの汚れをとても気にされておられました。
 撥水機能も低下しており、チョーキングが発生していました。チョーキングと言うのは、別名「白亜化」とも呼ばれ、塗装表面が紫外線や熱、雨、風などの外的要因によって劣化することにより、塗料の色成分である顔料がチョーク(白墨)のように粉状になる現象です。これは、塗膜が劣化して機能を失い、塗装表面が雨水を撥水しにくくなってしまうため雨水の吸収と乾燥を繰り返すと非常に脆くなり割れや変形を起こします。塗装を再施行しても、表面の粉状の部分と一緒に塗膜が剥がれやすくなってしまうため塗装の持ちが悪くなって効果が持続せず、再度塗り直しが必要になる事があります。シーベースでこの様な状態に塗装する場合は高圧洗浄で十分に劣化塗装膜を落とし下塗材をたっぷりと吸わせて下地を補強してから本塗装を行うので長持ちします。
 外壁塗装はツートンカラーで行いました。東・南面と階段室内はエスケー化研株式会社のセラミシリコン/SR-175の白色に近い茶系ベージュで、北面と西面はセラミシリコン/KN-70グレーで塗りかえました。この様な色の分け方は珍しく、スタイリッシュな間隔です。
外壁の縦目地ジョイント部分はパッキンが使われていましたので、今回コーキングの打替は必要有りませんでした。変色や汚れの有った外壁はとても美しく蘇りました。

 

屋根

 屋根は陶器瓦が使用されており、棟や降り棟の板金はガルバリウム鋼板製で釘浮きや塗装膜の劣化が少ないため今回は塗装の必要は有りませんでした。
ガルバリウム鋼板というのは、鉄の鋼板にアルミニウムと亜鉛の合金をメッキで蒸着させたものです。アルミニウムの耐食性と亜鉛の犠牲防食(ぎせいぼうしょく)作用、自己修復作用により従来の溶融亜鉛めっき鋼板に比べ腐食に強くなっています。ですからトタン屋根やスレート瓦、セメント瓦等と異なり塗装は竣工後20年後位に行えば良いのです。
 ただ施工中に傷を付けてしまうとそこから錆が出る場合が有ります。錆が発生すると半年から1年程度で穴が空いてしまうので築10年程度で状態の確認は必要です。

 

鼻隠

 鼻隠と言うのは、屋根の下部の軒先を隠す部分で、こちらでは横樋の取り付けられている箇所です。
鼻隠もガルバリウム鋼板製なのですが色褪せが見られました。こちらは目荒らしをし、ジョイントの隙間を補修してからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/黒色で塗りかえました。輝きを取り戻して、とてもきれいです。
目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程を丁寧にきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。

 

階段室内

 階段室内の天井はケイ酸カルシウム板製で、やや汚れや塗装膜の剥離が見受けられました。この部分は日本ペイント株式会社ケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえました。艶消し白色は光を乱反射するので真っ白に見えます。そのため階段室内全体が明るくなりました。
 階段室内の階段の上裏やササラ部分はスチールでしたので、こちらも目荒らしをし、錆止め塗装を行って現状と近い色に調色しクリーンマイルドシリコンで塗りかえました。
 調色と言うのは何色かの塗料を混ぜて色を作ります。経験を積まないと求める色合いを作るのは難しい作業になるので職人の腕の見せ所です。ぴったり同じ色にはなりませんが、かなり近い色になりました。こちらもきれいになりました。

 

付帯部分の塗装

 南面の2階バルコニーの底部はスチール製でした。こちらは目荒らしをして、サビ止め塗装を行い、クリーンマイルドシリコン/黒色で塗りかえました。
シャッターボックスや換気フード、水切はやや変色が見られました。比較的良好な状態を維持していましたがやや錆の発生や塗装膜の剥離が見受けられました。これ等の鉄部はクリーンマイルドシリコン/サッシの近似色で塗りかえました。中間水切はアルミ製なので塗装は行いませんでした。

 

樋と配管

樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が漏れ出た痕が見られ、大分汚れていました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。
 加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
ジョイント部分の隙間をコーキングで補修し、目荒らしをしてから横樋はクリーンマイルドシリコン/黒色、縦樋はクリーンマイルドシリコン/白色に近い茶系ベージュで塗りかえました。
ガスの亜鉛管は大分塗装が剥がれていました。亜鉛部分は塗料の接着が悪いため通常は塗装しないのですが、このままでは見栄えが悪いため塗装しました。この部分は特殊なプライマー(接着剤)を使用してからクリーンマイルドシリコン/外壁の近似色で塗りかえました。

 

施工を終えて

 ツートンカラーの外壁色と、他付帯部等の全ての色彩が上品に調和してとても美しく、まるで新築の様に美しく仕上がりました。
 完工の挨拶回りの際には入居者様にもお喜び頂けた事を何より嬉しく思いました。また必要な時にはいつでもお待ちしています。大変有難うございました。