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さいたま市見沼区のK様邸で日本ペイント株式会社のペリアートUV/pa-42 パウダーピンクによる外壁塗装が完了しました。
外壁塗装用の養生が完了しました。養生というのは、塗装作業の際に塗料が付着してはならない部分を保護するため、ビニールシートや養生テープなどを用いて丁寧に覆う作業のことを指します。
塗装が完了した後にはすべて取り外してしまうため、一見すると手間がかかるだけで無駄な工程のように感じられたり、単純な作業に見えたりするかもしれません。しかし実際には、仕上がりの美しさや品質を大きく左右する、非常に重要な工程です。
養生が不十分だと、塗料が隙間から染み込んでしまい、境目のラインが乱れたり、不要な箇所が汚れてしまったりします。そのため、細部までしっかりと密着させ、確実に固定することが求められます。
シーベースの塗装が美しく、くっきりとした仕上がりになるのも、このような下準備を一切妥協せず、丁寧に行っているからこそです。
また、作業中は窓を含めて室内の開口部をすべて覆うため、室内に圧迫感が生じ、風通しも悪くなります。ただし、生活への影響を最小限に抑えるため、エアコンや換気扇については使用できるよう配慮した養生を行っています。
ペリアートUVは多彩色模様塗料です。多彩色模様塗装というのは単一色ではなく、塗料の中に様々な大きさのカラーチップが混ぜ込まれて複合色にしている塗料です。
仕上がると天然石材のような雰囲気が感じられる独特な質感やデザイン性、高級感が有るものです。
ペリアートUVは高耐候性、高意匠性、防カビ・防藻性、微弾性機能、低汚染性等に優れています。現在16タイプの物が有り色彩やカラーチップの配合比率、大きさ等が様々です。
まずペリアートUV専用の下塗材で下塗を行いました。これは仕上がりの発色を良くするためと仕上げ塗料の接着を立すれるために行います。
次いで仕上げ塗装です。ペリアートUVの吹付塗装は専用のスプレーガンを使用して行います。吹付塗装はかなり塗料が飛散しますので、必要以外の所に塗料が付着しない様にビニールで周囲を覆い細心の注意を払いながら行う必要があります。また塗料の中に大きさや色の違うカラーチップが入っているため均一に吹き付けなければならないので高度な施工の技術が必要です。施工は大変でその分価格もやや高くなりますが、仕上がると美しさだけでなく高級感がぐっと増します。
ペリアートUV/pa-42は他のタイプと比べるとカラーチップの量が少なく、どちらかというと単色に近い風合いになりました。折角高い塗料を使用するのでもう少しカラーチップの量が多い方が高級感が出て良いのではと、ご相談しましたがお客様のご希望でこれになりました。
とても美しく控えめで上品に仕上がりました。
軒天は前回の塗装業者が外壁と同色で塗装してしまったため、お住まいがのっぺりとした印書が有りました。今回は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗装が完了しました。艶消しの白色は光が乱反射してお住まい全体がとても明るくなりました。また、外壁とのコントラストもとてもきれいに仕上がりました。
付帯部分は横樋と破風・鼻隠はケレンしてからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/黒色で塗装が途中まで進捗しました。
ケレンとは、サンドペーパーやナイロンタワシなどを用いて、劣化した素材表面や古くなった塗装膜、発生している錆、付着した汚れなどを丁寧に除去する作業のことを指します。
単に汚れを落とすだけでなく、塗装前の下地処理として、表面にあえて微細な傷を付けることもケレン作業の重要な目的の一つです。
この微細な傷が表面に施されることで、塗装膜と下地材との接触面積が増え、塗料がしっかりと密着しやすくなります。その結果、塗料の吸着力が高まり、塗膜が剥がれにくくなって、塗装の耐久性が大きく向上します。
さらに、下地が整うことで塗料が均一にのり、最終的な仕上がりも滑らかで美しい状態に塗り替えることが可能になります。
一方で、ケレン作業が不十分な場合、塗料が下地に十分密着せず、施工後比較的早い段階で塗膜の剥離が起こりやすくなります。このような不具合は、下地処理を省略したり簡略化したりする手抜き工事などで多く見られる典型的な現象です。
株式会社シーベースでは、このケレン工程を決して疎かにせず、時間と手間をかけて確実に行っています。そのため、見た目が美しく仕上がるだけでなく、塗装後も長期間にわたって品質を保ち、安心してお使いいただける塗装を実現しています。
いよいよ残りはあと僅かです。今週中には塗装工程が完了の見通しです。
※ 12月15日から昨日17日までの作業内容をまとめました。