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さいたま市見沼区のN教会様より屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、付帯部分の塗装や補修の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。
N教会様は2010年に屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、付帯部分の塗装や補修を施工させて頂いたリピーターのお客様です。
当時、築15年ではありましたが劣化状態が酷く補修になかり手間が掛かりました。その後、雪止めの取付や内装工事や左官工事も請け負わせて頂きました。その節は大変有難うございました。
教会は住み込みの牧師様が不定期で転勤されるため今回は別の牧師様からのご依頼になりますが記録が残っていてご連絡を頂きました。他にも数社見積を取るとの事です。
株式会社シーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーですから、他社の見積等不必要だと思うのですが、業者の選定は会員の皆様のご判断が必要との事でした。
塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので丁寧で優良な塗装業者を探すのは大変です。
早速現状調査に伺いました。N教会様は住宅地に立つ築31年の2階建てで2回目の塗装工事です。落ち着いたデザインの教会です。
敷地ギリギリに建てられている事や、建物本体から僅かに離れた外階段、さらに外階段に取り付けられたポリカーボネート製の屋根の脱着などで今回も足場の設置には苦労すると思います。
屋根はスレート瓦で棟板金の釘浮きやジョイントの隙間がやや見られました。切妻屋根を組み合わせた素敵なデザインです。
切妻屋根というのは最頂部である棟から下方向に向かって二つの傾斜面が山形の形状をした屋根で普通は2面だけで屋根が構成される屋根形状の事で、ごく一般的な屋根の形状ですがこちらではこれを組み合わせています。
屋根は2つの天窓が有ります。この部分は雨もりし易いのでシーリングが必要になります。
板金のジョイント部分には僅かに隙間が見られ、釘浮きも僅かですが確認できました。板金の釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。
ジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
ただ一般的な建物や住宅等で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。
棟板金の釘浮きの補修や釘頭のコーキングによる留め、板金のジョイントのシーリングが必要になります。
シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
ケラバの部分で、おそらく台風の影響だと思いますが捲れが見られました。この部分はビス留めが必要になります。
鼻隠は外壁と一体型のモルタル製でした。隙間やひび割れも無く良好な状態が保たれていました。前回の工事から16年も経過していますので塗装膜の劣化は仕方有りません。塗り替えの時期を迎えていました。
軒天も外壁と一体型のモルタル製で、上裏はケイ酸カルシウム板になっていますが、元々外壁と同様にリシンの吹き付け塗装がされていました。リシンの吹付塗装というのは上塗り塗料に骨材(小さな石や砂など)を混ぜ、スプレーガンを使用して吹き付けて塗装する手法です。触るとザラザラとした感触に仕上がります。
こちらも隙間やひび割れも無く良好な状態が保たれていましたがやはり塗装膜の劣化は進んでいました。
外壁は破風に挟まれた部分はモルタル製で、それ以外の部分は窯業系サイディングボードです。窯業系サイディングというのは、セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、高温でプレスして板状に圧縮形成した物です。
破風に挟まれたモルタル部分は白色でサイディング部分はライトグレーです。屋根の赤色ととてもマッチした色彩です。
16年経過して前回かなり丁寧な施工をしたのでチョーキングは発生していませんでした。チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいます。
コーキング
外壁のジョイントコーキングは前回の工事から16年も経っているのに、ほとんどの箇所で良い状態を保っていました。シーベースの施工が如何に丁寧にされいてるかが分かります。
窯業系のサイディング外壁にとってコーキングは生命線です。コーキングの劣化によってジョイントから雨水が侵入し、乾燥してまた雨水が侵入し・・・を繰り返しているうちに木口の部分は粉に戻ってしまったり脆くなってボロボロに崩れてしまったりするからです。また劣化が進んでしまうと新しくコーキングを打っても粉になった部分とは接着が甘くなるので剥離し易くなってしまいます。ですから早めのメンテナンスは必須です。
今回は殆ど劣化箇所は見られませんでしたが、それでも経年劣化はしますから打替の時期には来ています。
霧除や雨戸、水切等の鉄部も良好な状態を保っていましたが、やはり経年劣化は有りますので塗り替えは必要になります。
樋も変色は少ないものの一部ジョイント部分に僅かですが隙間が有り雨水が漏れ出た痕が見られ、汚れが見られました。材質そのものも脆くなって来ます。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。少しでも劣化を遅らせるため塗装によってガードする必要が有ります。
階段は踏面も蹴上部分も殆ど劣化は見られませんでしたが時期的に塗りかえをお勧めします。
基礎のコンクリートにひび割れが見られました。ここは補修の必要が有ります。雨水が染み込むと中の鉄筋が錆びて強度が落ちてしまうからです。
見た目を気にしなければその部分だけの補修で済みますし、元々コンクリートの打ちっぱなしでしたので、その上から化粧モルタルを打っても良いと思います。
また基礎と配管の取合部分はシーリングが必要になります。
電機メーター取付板
電機メーター取付板は木製でかなり劣化が見られました。今回はプラスチック製に交換するというご提案もしたいと思います。
全体的に劣化が少なく、前回の工事からとても16年経過している様には感じませんでした。改めて株式会社 シーベースの施工が丁寧に行われ優れているかが再確認出来て安心しました。
細かく計算し、正確な見積書を作成するために10日間位頂きたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。 大変有難うございました。