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塗装が出来ないと言われてしまいました
塗装が出来ないと言われてしまいました

上尾市のU様からのご質問


 築14年の家です。屋根はコロニアルで約75㎡位です。塗装業者に見て貰った所写真の様にかなり痛んでいる様で塗装が出来ないと言われてしまいました。
 ここを建てたハウスメーカーに来て貰った所、10年程度で塗装をしなかったので経年劣化だからしょうがない、葺替をするのに250万円位掛かると言われてしまいました。
 どうしたら良いでしょうか。

塗装も可能ですが、7.8年でだめになります。出来れば屋根の葺き替えをお勧めします。

 写真を拝見するとコロニアル(平板スレート瓦)の層が何層にも渡って剥離しています。この状態では不良の層を取り除こうとしてケレンすると後からあとから剥がれて来てきりが有りません。
 塗装する場合は表面の剥離部のみそっと取り除いて下塗材を2、3層塗装して屋根材を固めます。更に中塗と上塗をしますが、もって7.8年の寿命です。
 この状態ではタスペーサーも差し込めませんので、塗装で屋根を固めた場合内部に湿気が溜まり易くなり屋根材の下の野地板も徐々に腐る可能性が有ります。
 一番良いのは葺替です。ハウスメーカーが250万円位掛かると言ったのは恐らく不良スレートを一旦除去して新しい瓦を張り替えるからだと思います。
 葺き替えの方法は幾つか有ります。一番費用が掛からないのではカバー工法です。これは既存屋根の上にコンパネを敷きビス留します。ビスは垂木にしっかりと留まります。この上にルーフィング(防水シート)を敷き、新しいスレート瓦を葺きます。この方法なら既存瓦の撤去処分にかかる費用が発生しません。また屋根が二重になる事で断熱効果も期待出来ます。
 費用は屋根の構造によりますが75㎡の場合90万円から120万円程度で済みます。ただやみくもに工事をしてしまうと屋根が1層分高くなるので既存の横樋に雨が落ちなくなります。そこで軒先をやや短くすることで既存の雨樋も使用出来ます。
 こうすれば費用はかなり抑え、寿命の長い屋根にすることが出来ます。