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外壁をツートンカラーにしたいという希望をされることがあります。
一般的には、同じ色にしたほうが無難ではあるのですが、場合によってはその建物の個性を発揮できることもあります。
少なくとも、以下のようなことは考えておいたほうが良いでしょう。
まずは、ツートンカラーとはいっても、同系色で選ぶのが安全です。
全く異なる色が目に入ると、さすがに奇異であり、見る人を不安にさせます。
次は、どこで色を分けるか決めることです。
場所、例えば南側と北側で分けるなどというのは一つの方法です。
場所や向きによってその建物の雰囲気が異なるというのはごく自然なことですから、色が多少変わっていてもさほど奇異に感じることがありません。
ただしその場合でも、全く異なる色というのはやはり不自然です。
上下に分ける場合は下を濃い色にするようにします。
たかが色のことでと思うかもしれませんが、下を濃い色にすることでしっかりとした安定感をもたらします。
逆にすると、上のほうが重い、大きいような、倒錯した印象を見る人に与え、ここでも不安感を引き起こします。