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上尾市のN様邸の屋根塗装と外壁塗装、ベランダ防水の見積書を作成しています。先日現状調査の際に撮影した写真と図面を参考に劣化状態に最適な塗料と工法を検討します。
いつも見積作成には細心の注意を払います。数字はもちろん見落としが無いか等、結構手間暇掛かります。
今回問題は屋根とベランダ防水です。何箇所も棟板金が浮いていました。何度も釘を打ち直した痕が有る所を見ると腕の悪い職人が施工したのだと分かりました。
棟板金の中には厚さ12㎜の貫板が入っていてそれに向かって板金の外側から釘を打ちます。下手な職人には見えない貫板めがけて釘を当てる事は難しかったのだと思います。
想像以上に棟板金の捲れが激しく、中の貫板の腐れも懸念されます。このままだと強風に飛ばされる危険が有り、費用は掛かりますが軒板と板金の交換をお勧めしようと思います。
ベランダは珍しくモルタル防水になっていました。ひび割れが多く、雨水の侵入が見受けられます。このままでは内部の木が腐りかねません。ここはきちんと防水工事をしておかねばなりません。
築25年で2度目の塗装工事ですから、前回の塗装業者がきちんと補修していればこの様な状態にならなかったと思います。
良心的な塗装業者は、たとえ余分な費用が掛かっても住まいの寿命を延ばすために不良部分は指摘して直します。
合見積の場合、どうしても塗装業者の間で競争が有るため、本来必要な工事も目をつぶってしまう業者がいる事も事実です。
お客様も金額だけにとらわれずに、正確な現状を知り的確な施工をする様にして頂きたいと思います。そのためにも是非良い塗装業者をお選び頂きたいと思います。