さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市見沼区のV様へ屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替の見積説明に伺いました。
　静かな住宅地の築1７年のお住まいで、前回は近くの塗装業者で施工されたとの事でした。7年前に屋根をA社製の塗料で、外壁をT社の光触媒塗料で塗装されたとの事でしたが、酷い手抜き工事でかなりの痛みが発生しておりご依頼が有りました。
　屋根の板金は釘浮補修をせずにベタベタと塗ってしまったためスレート瓦にスペーサーを入れようにも上下の瓦はぴったりとくっ付いてしまっており、無理に瓦を持ち上げようとすると割れてしまいそうで、入れようが有りません。しかも雨の抜け道が塞がるほどのベタベタ塗りの状態のため、一部で雨漏りも確認されました。
　一度でもこの様ないい加減な施工をしてしまうと次回のメンテナンスの手間と費用がとても嵩んでしまうだけでなくお住まいの寿命も短くなってしまいます。
　外壁は窯業系サイディングで前回の塗装の際にコーキングを打替ず、ただ塗っただけでした。20年持つと言って折角高い光触媒塗料を塗っても縦目地が隙間だらけのため雨水が染み込んで外壁が反ってしまっています。勿論内部の木部も同様に腐れ等が心配です。この様ないい加減な施工を見ると、同じ塗装業者として大変腹立たしい思いです。
　今回屋根はエスケー化研株式会社の遮熱塗料でクールタイトシリコンをお勧めしました。夏は僅かですが涼しくなると思います。またこの塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金の支給される製品です。
　外壁はエスケー化研株式会社の水性セラミシリコンと日本ペイント株式会社のパーフェクトトップをお勧めしました。
　問題は前回塗装した光触媒塗料との相性で、塗料が吸着しない可能性が有るため予めテスト施工が必要になる事です。このテストには約3ヶ月掛かります。
　コーキングは全滅でかなり雨水が侵入していました。これは大変問題で、内部の木部が腐ってしまいます。ここはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントをお勧めしました。
　その他木部塗装が多いのですがここもお客様がご自身で水性塗料を塗ってしまったとの事で、溶剤系塗料が使えない可能性が有ります。いずれにせよ厄介な状態です。
　いい加減な塗装業者で施工してしまうとこれ程までに後々苦労してしまいます。今後は是非慌てずに良い塗装業者をお選び頂きたいと思います。