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2018/9/9 (日)
上尾市のH様から屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

上尾市のH様から屋根塗装と外壁塗装の見積依頼    上尾市のH様から屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 

 上尾市のH様から屋根塗装と外壁塗装、ベランダ防水トップコートとコーキング打替の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。早速現状調査に伺いました。新興住宅地で築12年のお住まいでした。
 屋根はスレート瓦で層間剥離を起こしているため、やや手間が掛かります。屋根板金は釘浮や捲れが有り、錆も発生していました。瓦の塗膜は劣化し撥水性は低下してコケも生えていました。
 破風・鼻隠には隙間が有り雨水の侵入が見られ、軒天には雨もりの染みが発生していました。
 外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で平板サイディングと意匠サイディングを組み合わせていました。こちらもかなり撥水力が落ち、反り返りが始まっていました。また珍しく外壁にも層間剥離が見られます。この補修も注意が必要です。
 その他、外壁には飾り板が貼って有りました。こちらも窯業系ボードです。窯業系ボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面に塗装膜が有れば撥水しますが経年劣化により塗装膜が弱ると雨水が染み込みます。雨水の侵入と乾燥を繰り返したため元の粉に戻ってしまい、繊維質のみ残ったものと思われます。
 コーキングの劣化も進み剥離と隙間があちこちに見られました。雨水が入っている箇所も有りました。こうなると内部の木材が腐ってしまう危険が有ります。
 ベランダはFRP(繊維強化プラスチック)防水で、基材は問題無く、トップコートのみ劣化していました。
 見積書の作成に1週間前後頂きたいと思います。宜しくお願いします。