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2019/6/1 (土)
さいたま市桜区のK様へ屋根塗装と外壁塗装の見積説明

さいたま市桜区のK様へ屋根塗装と外壁塗装の見積説明    さいたま市桜区のK様へ屋根塗装と外壁塗装の見積説明

 

 さいたま市桜区のK様へ屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコートの見積説明に伺いました。熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
 住宅地の中に建つ築22年のお住まいで初めての塗装でした。屋根は平板スレートで、塗膜は殆ど有りませんでした。コケの発生や屋根板金の釘浮も多数発生していました。
 釘浮を補修し、エスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコンと日本ペイント株式会社のサーモアイシリコンをお勧めしました。この塗料は遮熱タイプなので地球温暖化対策としてさいたま市から補助金が受けられます
 遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。
 破風・鼻隠やモールも殆ど塗膜は残っていませんでした。ジョイント部分隙間が有り雨水が侵入しているため軒天に雨もり染みが見られました。
 隙間補修後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン、軒天は日本ペイント株式会社のケンエースでの塗り替えをお勧めしました。
 外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で塗装面はチョーキングが発生していました。
 チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。そのため僅かですが外壁に反りが見られました。
 この様な場合は注意が必要です。無理にビス留してしまうとそこから30㎝前後の所からひび割れが発生するからです。
 窯業系サイディングボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面は塗装されていますが側面や裏側は無塗装の状態なので雨水の侵入により湿気で無塗装部分は膨張します。これが反りの原因です。
また怖いのは表面の塗装膜も経年劣化により弱ると雨水が染み込みます。雨水の侵入と乾燥を繰り返したため元の粉に戻ってしまう事です。ですから定期的なメンテナンスは欠かせません。
 コーキングも劣化が激しく剥離やひび割れが発生し、中のジョイントハットも見えていました。かなり雨水が侵入しているようでた。
 日本ペイント株式会社のパーフェクトトップかエスケー化研株式会社のセラミシリコンで塗り替え、コーキングはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでの打替をお勧めしました。
 ベランダ防水はトップコートが荒れていましたが、基材のFRP(繊維強化プラスチック)はダメージが少ないためトップコートの塗り替えだけで良さそうです。
 何社か塗装業者の見積が出ていると思いますが慎重に良い塗装業者をお選び頂きたいと思います。