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さいたま市北区、K様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコートが着工しました。
静かな住宅地の中に建つ築16年のお住まいで初回の塗装工事です。昨日足場の設置を行い本日は高圧洗浄が完了しました。台風の影響で2日共風雨の中で行いましたが関東は酷い影響は無かったので助かりました。
ご近所の皆様、2日間煩くなりまして大変申し訳ございませんでした。明日からは静かな作業になります。
高圧洗浄は、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
いつもの様に樋の中もきれいに掃除しました。普段はまったく見えない箇所ですが、意外とゴミや枯葉等が溜まっていて詰りの原因になりますので、シーベースでは必ず清掃します。
主な工事内容は以下の通りです。
屋根は平板スレートで屋根板金の釘浮や釘打不足、釘抜けを補修してエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコンで塗り替えます。これは遮熱塗料なので地球温暖化対策としてさいたま市から補助金が受けられます。
遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれますので今の様な真夏には良いと思います。
トップライト(屋根に付けられた嵌め殺しの窓)のガラスと枠の取合部分のシーリングも傷んでいました。雨もりが起きぬ内にコーキングの打替を行います。
破風・鼻隠のジョイント部分には隙間が有り雨水が侵入した事で軒天には雨もり染みが有りました。隙間補修後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで、軒天は日本ペイント株式会社の透湿性に優れたケンエースで塗り替えます。
1階外壁と2階外壁の間にモールが有りますがこれもジョイント部分から雨水が侵入してかなりの痛みが見られました。同様に隙間補修とモールの上から雨水の侵入を防ぐ様にシーリング行います。シーリングというのはコーキング等で隙間を埋めて雨等が入らぬ様にする事です。
外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で、塗膜はかなり弱り雨を弾かなくなっていました。
窯業系サイディングボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面は塗装されていますが側面や裏側は無塗装の状態なので雨水の侵入と乾燥を繰り返していると元の粉に戻ってしまうので定期的なメンテナンスは欠かせません。
外壁は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで塗り替えます。外壁の厚みがあまり無いためにコーキング材の充填量も少なく劣化し剥離やひび割れが発生し雨水の侵入が侵入していました。こうなると内部の木部も腐る危険が有ります。
コーキングはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替を行います。
ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水はトップコートがかなり傷んでいました。デッキブラシで擦ったとの事ですが、トップコートは薄い塗膜なのでデッキブラシ等の仕様は厳禁です。柔らかい箒で水を流しながら汚れを取った方が良いです。基材は問題有りませんでしたのでトップコートを行います。
暫くご不便をお掛けしますが宜しくお願いします。