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さいたま市中央区、S様邸で屋根板金や瓦の補修、下塗やモール補修、軒天塗装、外壁塗装を行いました。
屋根はシーラーで下塗が完了しました。シーラーは基材に染み込んで補強をし、微細なひび割れにも染み込んで塞ぎます。また仕上塗料との接着を良くする働きが有ります。先に下塗をする事で釘浮補修や瓦のひび割れ補修の際により接着し易くなります。
屋根板金は釘浮が多数発生していましたのでハンマーで打込み、コーキングで釘頭を留めました。こうするともう簡単には釘が浮いて来ません。屋根板金は釘で留められているのですが強風やお住まいの揺れや歪みで徐々に釘が浮いて来ます。釘浮を放置すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板に染み込み木を腐らせてしまいます。
屋根のスレート瓦はかなりひび割れが発生していました。これも同様の原理で起こります。ひび割れを放置すると増々進行し、そこから割れて落下してしまう事も有るのでコーキングでヒビを埋めて接着しました。
モールの上部は4~5㎜程度崩れていました。モールも窯業系のボードで作られており、崩れてしまった原因は経年劣化で塗装膜が無くなっていたため雨水の侵入と乾燥を繰り返したため元の粉に戻ってしまったからです。この部分は下塗材を充分に染み込ませて固めました。そうしないとただ塗装しただけでは接着しないため簡単に剥がれてしまうからです。また、上部は雨水が侵入しない様にシーリングを行いました。
外壁塗装用の養生も完了し、1階部分の軒天塗装も完了しました。意匠外壁(模様の綺麗な外壁)は日本ペイント株式会社の透明な塗料、UVプロテクトクリアで中塗まで完了しました。
※ 10月31日から11月2日までの作業内容をまとめました。