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さいたま市北区、Sビルの外壁塗装、コーキング打替が着工しました。ご依頼頂いたオーナーのS様からは今までもマンションやビル、アパート等の屋根塗装や外壁塗装、防水工事をさせて頂きました。また2棟アパート、1棟のマンションのオーナー様をご紹介頂き、塗装工事をさせて頂きました。大変有難うございました。
今回は宮原駅前通りの好立地に立つ3階建てビルのご依頼でした。築年数も古く、かなり痛みの激しい物件でした。
屋上防水は3年前に行ったばかりなので今回はご不要との事でしたが雨もりが発生していました。これは外壁から染み込んでいる模様です。
外壁は2つの素材から出来ていました。表面にはアルミの成形した板が使用されており、その他はALC(セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートのこと)という極めて珍しい構造でした。
アルミは塗料を弾いてしまうので専用の特殊な下塗材を使用後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでSR- 132濃い茶系のベージュとSR-409薄い茶系のベージュでツートンカラーに塗り替えを行います。
ALC部分はリシンの吹付塗装でした。塗膜が痛みチョーキングを起こして殆ど撥水していませんでした。ひび割れも多く、部分的には欠損している箇所も有りました。
チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言います。塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。
ひび割れや穴あきの補修後にエスケー化研株式会社のセラミシリコンSR-408白に近い茶系のベージュのでの塗り替えを行います。合計外壁は3色に塗り分けられます。
軒天はアルミ製の部分とケイ酸カルシウム板部分が有りました。アルミ部分はアルミ外壁と同様の塗り替えを行い、ケイ酸カルシウム板部分は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗り替えを行います。
コーキングは全滅で穴や隙間が有り、かなり雨水が侵入している様です。テナント様内にも雨水の染み込みが有るとの事でした。窓周りのパッキン部分と外壁のジョイント目地をオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替をします。
鉄部は腐食が進み穴の開いている箇所が有りました。ドアやドア枠、メーターBOXや消火器BOXはケレンして錆を落とし、錆止塗装後にクリーンマイルドシリコンで塗り替えます。
FRPの給水タンクも痛みが見えました。給水タンクは水質を悪化させぬ様に遮光塗装を行います。
3月30日に着工し本日4月1日まで足場の設置に3日間掛かりました。敷地内からくみ上げると北面は排水管とぶつかるため跳出して組みました。本来は繋ぎを使わずにベース(1番下の部分)から垂直に上へ伸ばすのが一番強度を保てるのですが仕方有りません。
明日からは2日かけて高圧洗浄を行います。引き続き騒音が出ましてご迷惑をお掛けします。宜しくお願いします。