最新の投稿
蓮田市のI様邸で外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコートが11日に着工しました。緑が多く静かな環境の新興住宅地の中の住まいです。
11日には足場の設置を行いました。水平と垂直を水準器で正確にチェックしながら組んで行くので真っ直ぐに、とてもきれいに組み上がりました。約4時間で完了しました。
資材をハンマーで叩いて組み上げるので、かなりの騒音が出ました。ご近所には大変ご迷惑をお掛けしまし申し訳ございませんでした。
昨日12日には高圧洗浄を行いました。コンプレッサーの音が響き、2日続けて騒音でご迷惑をお掛けしました。ご勘弁下さい。
高圧洗浄は、クリーニングとは違い、きれいにすると言うよりも痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。
しっかりと不良部分やコケを剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるので、丁寧に隅々まで落としました。
部分的に劣化が激しく粉を吹いている箇所があり、これ等は洗剤を使用してブラッシングしました。
いつもの様に樋の中もきれいに掃除しました。普段はまったく見えない箇所ですが、意外とゴミや枯葉等が溜まっていて詰りの原因になりますので、この様な機会にシーベースでは必ず清掃します。
その他、主な施工内容は以下の通りです。
屋根は陶器瓦なので塗装は必要無いのですがビスの浮きは補修します。
破風・鼻隠やモールも殆ど塗膜は残っていませんでした。ジョイント部分の隙間から雨水が侵入しているため軒天に雨もり染みが見られました。
これらの隙間を補修後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで濃い茶色に塗り替えます。
軒天は全体が酷く黒ずんでいます。日本ペイント株式会社のケンエースGⅡで艶消しの白色に塗り替えます。
外壁は2階が単色で、1階が意匠の2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で塗装面はチョーキングが発生していました。
チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。そのため僅かですが外壁に反りが見られました。
この様な場合は注意が必要です。無理にビス留めしてしまうとそこから30㎝前後の所からひび割れが発生するからです。
窯業系サイディングボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面は塗装されていますが側面や裏側は無塗装の状態なので雨水の侵入により湿気で無塗装部分は膨張します。これが反りの原因です。
また怖いのは表面の塗装膜も経年劣化により弱ると雨水が染み込みます。雨水の侵入と乾燥を繰り返したため元の粉に戻ってしまう事です。ですから定期的なメンテナンスは欠かせません。
外壁の2階、単色部分は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-010 白に近いライトグレーで塗り替えます。
外壁1階の模様がきれいなサイディングは斑に色褪せしていました。日本ペイント株式会社のUVプロテクトクリア(透明な塗料)で現状デザインを生かす様に塗り替えます。
コーキングも劣化が激しくひび割れが発生し雨水が侵入していました。オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替を行います。
ベランダ防水はトップコートが荒れていましたが、基材のFRP(繊維強化プラスチック)はダメージが少ないためライトグレーのトップコートで塗り替えます。
暫くご不便をお掛けします。宜しくお願いします。
※ 8月11日と12日の作業内容をまとめました。