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2020/9/3 (木)
さいたま市中央区のM様邸で外壁塗装、屋根塗装のため

2020.9.3 tyuuou-mizu   2020.9.3 tyuuou-mizu

 

 さいたま市中央区のM様邸で昨日屋根塗装、外壁塗装、ベランダ防水トップコートのための高圧洗浄を行い、本日は傷んだ軒天の張替を行い完了しました。
 高圧洗浄は、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。
 しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
 いつもの様に樋の中もきれいに掃除しました。普段はまったく見えない箇所ですが、意外とゴミや枯葉等が溜まっていて詰りの原因になりますので、シーベースでは必ず清掃します。
 駐車場入り口の軒天は、かなり痛みが酷い状態でした。原因は外壁下地にラスカットが貼られ、そこにタイルを接着しているのですがタイルの上の方から雨水が染み落ちて来るのと、底部はタイル面と軒天の面が同じ高さのため、タイルを伝った雨水が軒天面へと伝ってしまうのが原因です。本来ここには汚垂(おだれ)が必要なのですが付いていません。
 汚垂というのは雨水が回り込まないように垂れ下がる様にした部分の事です。つまり、今回のケースであればタイルの下の位置が軒天の位置よりも1.5~2cm程度下がっていなければいけないのですがそうなっていないために雨水が軒天方向へ伝ってしますのです。
 軒天はケイ酸カルシウム板なので雨水を吸いやすく、長年これを繰り返したために傷んでしまったのです。
 今回はタイルと軒天の間に約2.3㎜の隙間を作りコーキングを行いました。こうするとケイ酸カルシウム板の木口部分に直接雨水が来ないのでいくらか状態は改善されると思います。
 次回12.3年経過して、やはり今回と同じ様な痛みが発生した場合はタイル部分と軒天との取合にアルミ等の汚垂を取り付けないとならないかも知れません。見た目は若干違和感が有るかも知れませんが効果は大きい筈です。
 本日は天候が不安定だったので塗装作業の方はお休みしました。台風9号に続けて10号も西日本に接近しています。被害が少ない様に祈るばかりです。
※ 9月2日と3日の作業内容をまとめました。