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伊奈町のN様邸で屋根塗装や外壁塗装の前の高圧洗浄やシーリングを行いました。
高圧洗浄は、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。
しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
いつもの様に樋の中もきれいに掃除しました。普段はまったく見えない箇所ですが、意外とゴミや枯葉等が溜まっていて詰りの原因になりますので、シーベースでは必ず清掃します。
シーリングというのは雨水が侵入し易い箇所をコーキングで塞ぐ事です。木造家屋の内部はもちろん木材です。雨水が侵入すると木材にカビが生えたり腐ったり、湿気で白アリが来やすくなったりします。ですからシーリングは建物を守る重要な工程です。オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントを使用しました。
破風・鼻隠のジョイント部分は殆ど隙間が空いていました。樋のジョイント部分も隙間から雨漏りが有りました。
外壁塗装のシーリングは縦目地なら塗装後に行わなければなりませんが、サッシ周りと入隅は充填量が少ないのでどちらでも構いません。
何故かと言うと外壁塗料とコーキング材では熱による膨張収縮率が全く違うためです。夏の暑さや冬の寒さでコーキングは膨張したり収縮したりします。外壁の縦目地部分は幅も奥行も約1cm位有るためかなりの量のコーキングが充填されます。当然熱による変化は大きくなります。ところが外壁塗装の塗膜はコーキングと比べると極ごく僅かしか伸びたり縮んだりしません。そうなると塗膜が破れる事が有るからです。シーベースの塗装工事が美しいだけでなく長持ちするのはこの様な点にも拘りが有るからです。
コーキングが乾かないと次の工程の養生が出来ないため明日は本日はお休みしてまた明日から工事を再開します。
※ 11月18日と19日の作業内容をまとめました。