さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市北区、K様邸の外壁塗装とベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水が完工しました。
　足場が無くなると美しく塗り替えられたお住まいが姿を現しました。作業中も色の変化は分かるのですが、やはり足場やネットが邪魔で全体を見渡す事は出来ません。いつもこの瞬間はわくわくします。施工前はひび割れや変色、汚れ等でかなり痛みが見えましたがまるで新築の様に見違えるほどの出来栄えです。
　屋根はアスファルトシングルなので塗装は行いませんが、屋根板金の釘浮や突き合わせ部分のシーリング、板金や雪止めの錆を落としてエスケー化研株式会社のヤネフレッシュシリコンで濃い茶色に塗り替えました。
　アスファルトシングルというのは、ゴムやガラス繊維にアスファルトをコーティングし、彩色焼成砂を圧着したものです。防水性や耐候性、耐久性は瓦やスレートに比べて劣りますが費用は安く、柔らかく色彩も豊富です。
　塗装しても剥離し易いので一般的には定期的に葺き替えます。葺替のサイクルはメーカーにより１０年から２０年程度になりまので家を建てる時のコストを抑える事が出来ますが、その後のメンテナンス費用は大きくなります。
　破風・鼻隠と軒天、外壁はモルタルの一体型になっています。施工前はチョーキングやカビ、ひび割れが多数発生していました。
　チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク（白墨）の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。
　ひび割れは問題です。雨水が染み込んで内部のラス網を錆びさせてしまうので外壁の剥落に注意が必要です。ひび割れを補修し、アイカ工業株式会社のジョリパット　T-2702肌色で塗り替えを行いました。
　ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水のトップコートは、かなり傷みが見えました。元々施工不良らしく剥離箇所が多数在りました。表面の不良塗膜を撤去して東日本塗料株式会社の防塵塗料　AUコートでトップコートを塗り替えました。この塗料はとても丈夫です。
　ジョリパットには細かい砂が入っているので艶消しの独特な高級感の有る仕上がりになります。今回もとても美しく生まれ変わりました。
　長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。