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さいたま市岩槻区、I様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替が完工しました。足場の解体が終わるとお住まい全体が姿を現しました。いつもの様にまるで新築の様に蘇りました。
緑豊かな環境の良い地域に建つ築17年のお住まいで初めての塗装工事でした。寒さの影響で予定より工期が延びてしまいご不便をお掛けしました。
屋根は平板スレートで施工前は塗膜が弱りかなりコケの発生が有りました。屋根板金の釘浮も何箇所か見つかりました。これ等を補修してエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンCLR-110黒色で塗り替えを行いました。白茶けていた屋根も黒光りする重厚感の有る屋根へと生まれ変わりました。
これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため建物内部に熱さが溜まりにくい塗料です。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。スレートの瓦は熱でも劣化が進みますので瓦にとっても優しい塗料です。
またこの塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
破風・鼻隠は窯業系ボードでひび割れや若干隙間から雨水の侵入が有りました。そのため軒天に雨染みが発生していました。ひび割れや隙間を補修し、同社のクリーンマイルドシリコン 黒色で塗り替えを行いました。この部分も黒く輝いています。
軒天は施工前には大分汚れが見えましたが日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ艶消し白色での塗り替えを行いました。真っ白に塗り替えられてお住まい全体が明るくなりました。
外壁は模様のきれいな窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)ですが劣化が進み、ひび割れや色褪せ、反り、サイディングボードの崩れ等が進んでいました。
窯業系サイディングボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面は塗装されていますが側面や裏側は無塗装の状態なので雨水の侵入により湿気で無塗装部分は膨張します。これが反りの原因です。
また怖いのは雨水の侵入と乾燥を繰り返したため塗膜の弱った個所や隙間部分は元の粉に戻っていました。塗装するときはこれを一旦固める必要が有ります。ですから定期的なメンテナンスは欠かせません。少なくとも竣工後10年から12.3年の間に塗装しておいた方が良かったと思います。
ひび割れを補修し、日本ペイント株式会社のパーフェクトトップを使用した多重多色塗装を行いました。写真の施工前と施工後の様に、これは外壁の凹凸を利用して目地色と表面色を変えた塗装方法になります。
目地色はND-401 グレーに、表面色はND-400 ライトグレーで塗り替えを行いました。グレーとライトグレーの組み合わせがとても上品に仕上がりました。
コーキングも劣化が激しく剥離やひび割れが発生し雨水の侵入が侵入していましたが、オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントの目地色に合わせた色で打替を行いましたのでとてもきれいな仕上がりです。
ベランダ防水は珍しく板金製で床面はステンレスが使用されていましたので、この部分は部分的な補修のみ行いました。
その他、雨戸や霧除、水切、樋等はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン黒色での塗り替えを行いました。
全体がモノトーンで上品な美しい仕上がりになりました。お客様もとても喜んで下さり嬉しくなりました。
大変有難うございました。