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2021/2/18 (木)
さいたま市見沼区でOマンションの屋上防水と外壁塗装

さいたま市見沼区でOマンションの屋上防水と外壁塗装の見積依頼    さいたま市見沼区でOマンションの屋上防水と外壁塗装の見積依頼

 

 さいたま市見沼区でOマンションの屋上防水と外壁塗装、鉄骨階段塗装等、大規模修繕の見積説明に伺いました。
 既に10社以上の見積を取られているとの事で、その理由はご予算との事でした。確かに安いに越したことは無いのですが、あまりに金額に固執するのは危険で塗装業者も契約を取りたいがために本来必要な項目や工程を省いいて安くする事が多々有るからです。その結果雑な工事になり雨もりが止まらないとか塗膜が膨れたり剥がれたり等のトラブルが起きてしまいます。安物買いの銭失いにならぬ様に慎重に塗装業者をお選び頂きたいと思います。
 築40年で何度か防水や塗装の工事をしているとの事でしたが拝見すると驚いた事にかなりの傷みが進行していました。
 全体的に虫歯で言うと表面のエナメル質が駄目になり象牙質も傷んでしまい、歯髄つまり神経まで侵されている状態です。歯を抜くか、何とか削って冠を被せるか迷う状態です。
 前回の工事もかなりいい加減で取り外しが必要なドレンカバー(排水溝の上に有るゴミ除けカバー)の上からウレタン防水をしており、塗装もケレンや目荒らしをせずに塗っているため塗膜が接着しておらずボロボロに剥離していました。
 オーナー様によると今までの工事はかなり低額でやったとの事でした。同じ工事をするなら安い方が良いに決まっていますが、この様な手抜き工事をしたのでは工事そのものをする意味が有りません。
 屋上はシート防水になっていましたが、歩くとザクザクと内部で崩れる音が聞こえます。トップコートもボロボロの状態でした。恐らくあちこちから雨漏りしていると思います。
 本来ならば既存のシートを剥がして新規に防水をやり直した方が良い状態なのですが、ご予算第一との事でしたのでカバー工法をお勧めしました。これは既存のシート防水を補修してその上から防水を重ねる方法です。通気緩衝工法によるウレタン塗膜防水をお勧めしました。
 外壁はALC(セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートのこと)でした。大きな亀裂が何か所も有り、欠損部分も有りました。ALC板のジョイント部分は殆どひび割れており、かなり雨水が侵入している筈です。
 ALC板の中には補強のために鉄製のラス網が入っているのですが、こうなると雨水が内部まで侵入して錆びてしまいボロボロになって強度の低下を招きます。非常に危険な状態だと思いました。外壁の表面の塗装膜も劣化で全く撥水していませんでした。
 ジョイント部分はコーキングをやり直し、ひび割れは全て軽量モルタルやコーキングで補修し、エスケー化研株式会社のセラミシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
 鉄骨階段や通路の防水もそこここで塗膜が破れ鉄柵等もかなり錆が出ていました。鉄部はケレンして錆止め塗装をし、穴が空いている部分は金属テープで補修し、同社のクリーンマイルドシリコンでの塗替えをお勧めしました。
 防水部分はタキロンの塩化ビニールシート防水をお勧めしました。今回きちんとした工事をしないとこのマンションの寿命はあと15年ももたないと思います。きちんと施工する優良な塗装業者をお選びになる事が賢明です。