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さいたま市岩槻区のW様へ屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水の見積説明に伺いました。ご家族熱心にお聞き下り大変有難うございました。
築約30年のお住まいで部分補修以外は初めての塗装工事です。W様は2月に塗装工事をさせて頂いた大宮区、Y様のご紹介です。Y様、大変有難うございました。
お住まいは店舗兼住宅部分と住宅部分が繋がっており、平均的なお住まいの2倍弱位の大きさです。
屋根は瓦棒と平板スレートの2種類でした。どちらも塗膜は弱り撥水性が低下していました。スレートの方はややコケの発生も有りました。屋根板金の釘浮は所々に発生していました。
板金の釘浮補修・頭留や瓦の欠損部の補修をした後エスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。この塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
破風・鼻隠の隙間からは雨水が侵入しており、軒天のケイ酸カルシウム板には雨もり痕が処々に見られました。これ等の隙間補修後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで、軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗り替えをお勧めしました。
外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)とモルタル、タイルを組み合わせていました。
窯業系サイディングボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面は塗装されていますが側面や裏側は無塗装の状態なので雨水の侵入と乾燥を繰り返していると元の粉に戻ってしまうので定期的なメンテナンスは欠かせません。
チョーキングも進んでいました。チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。
サイディング外壁もモルタル外壁もひび割れを補修し日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで塗潰す方法や多重多色塗装等いくつかのご提案を差し上げました。
タイル外壁はひび割れや欠損が見られました。タイルの貼替よりも透明なシリコンコーキングでの補修をご案内しました。お勧めはしませんでしたがタイルの汚れを薬品を使用して落とす事も可能である事をお伝えしました。
コーキングは劣化して固くなり剥離やひび割れが発生し雨水が侵入していました。こうなると内部の木部も腐る危険が有ります。打替が必要です。オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでの打替をお勧めしました。
ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水はトップコートがかなり傷んでいましたのでトップコートの塗り替えをお勧めしました。
樋はジョイントの接着が弱って雨が染み出て汚れていたためジョイントのシーリング後にクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。雨戸や水切も同じ塗料での塗り替えをお勧めしました。
幾つかの選択肢をご提案しましたのでゆっくりご家族でご相談頂きたいと思います。大変有難うございました。